13.翡翠楽しい
インペリアルジェイドって名前にテンションぶち上がりで書きました。
こんにちはー、久々のふとんねこです。
本日は、参加予定の冬企画で翡翠について調べていたときに思った話ですね。
こちら『翡翠楽しい』と題しまして、久々のお話を進めて参ります。
さて、ふとんねこが宝石の中でも眺めることに関して好きでたまらないのは緑色のものであります。
緑色の宝石は色々存在しますが、中でも1番好きなものが翡翠です。
一般に『翡翠』又は『ジェイド』と呼ばれる宝石には、実は2種類ありまして、姿は似ているけれど、かなり違う鉱物であります。
まず1つ目『ネフライト』又は『軟玉』と呼ばれる翡翠です。大昔の中国で愛されていたのはほとんどがネフライトだそう。
現在軟玉は宝石ではなく半貴石に分類され、しかし透明感がある綺麗な白色を持つものは『羊脂玉』と呼ばれます。中国では後に書く硬玉より高価だとか。
2つ目が『ジェダイト』又は『硬玉』と呼ばれる所謂“本翡翠”で、日本で古墳等から見つかる翡翠はほぼジェダイトだそう。
その名の通りそれなりに硬く、先史時代には石器の材料に(なんてリッチ)できたほどです。
色は緑の印象が強いですが、白からピンク系、青や黒まであり、大体15色ほどに分けられます。
硬玉の中でも最高級なのは、透明感があり、とても深い緑色をしている『琅玕』で、この名は中国語で「青々とした美しい竹」を意味するものです。
英語では『インペリアルジェイド』と言います。まじで名前が格好いい。
その色故にエメラルドより高価になる時があり、偽物も多いらしいです。調べてみると綺麗すぎて驚くくらいの、着色した様な緑ですからね。そりゃあ着色して再現しようと思う人がいるでしょう。
なのできちんとした鑑別書付きのものが安心ですね。
中国の有名な“翠玉白菜”は硬玉製であります。毎度思いますが、どうして白菜にしようと思ったのか。
実は『ジェイド』は英語で軟玉、硬玉、碧玉等の総称なのです。日本ではこっちの方が馴染みがありますけどね。海外で言い分けたい時はきちんと『ジェダイト』と『ネフライト』を使い分けましょう。
それなりに硬いとは言え、軟玉、硬玉共に実はモース硬度が低く、簡単に傷がついてしまいます。しかし、構造的に割れにくいので、加工方法はかなり自由です。白菜にできたのもこの構造のお陰。不思議な心持ちです。
主な産地は造山帯にあります。産地によって色味が違うのも楽しいですね。
最初はこの頁を『鮮やかな宝石』として書こうとしていたんですが、翡翠のことについてまとめていたら長くなってしまいましたので今回はこの辺で。
面白かったので、また宝石話するかもです。
ではまた、次の思い付きで!




