14.赤と青
味をしめやがったよ、このねこ。
こんにちは。ふとんねこ、調べものの楽しさの味をしめたのか、また宝石ものを書きます。
題は『赤と青』で、赤い宝石と青い宝石について書いて参ります(今回は赤だけの予定が思わぬ短さだったので)。
レッドベリル、その名の通り赤いベリル族宝石であり、本来無色透明であるベリルにマンガンが入ることで鮮やかな赤を発します。
宝石名は『レッドベリル』が一般的ですが鉱物的には『ベリル』『緑柱石』と言われます。元々の名前は『ビクスバイト』でしたが命名時すでに『ビクスビバイト』と言う鉱物があったので「紛らわしい」とされ『レッドベリル』が一般的になりました。
マンガンではなくクロムが入った時にできる緑色の宝石が皆様ご存知エメラルドですね。そのため『レッドエメラルド』とかこんがらがる名前で売られている時もあります。
ベリル族宝石は含有するものの発する色によって様々な色を持ちます。レッドベリルと同じマンガンで、淡くピンク系を発するものはモルガナイト。
レッドベリルはアメリカのユタ州でしか採れないので、ベリルの中で最も稀少な石と言えるでしょう。
その宝石言葉は「幸福」「永遠の若さ」です。2個目のインパクトが強いですね。
稀少性のせいで、あとは「同カラットのダイアモンドより高い」とか「エメラルドと同じくインクルージョン(鉱物に入っている液体、小さな結晶等の総称。天然or人工を判別する際に1つの目安になる)が多い」とかしか書くことがない。
比較的新しいので歴史も「発見時」のお話がほとんどなんですよね……
……むむ、やはり短いですね(・o・)ゞ
では、もう1つ書きましょう。
レッドベリルの鮮やかな赤とは対称的な目映いネオンの如し青色を。
南国の海の色にも似たネオンブルーが素晴らしい、その名は稀少石『パライバトルマリン』です。和名は『電気石』と言います(青色で電気石……ポケ◯ンにあったな、そんな洞窟)。
人工なのかと疑いたくなる様な目映すぎるそのネオンブルー。驚くほどの濃度の銅とマンガンイオンによって現れる色であります。
その宝石言葉は「ルーツ」で、人気運の石とも言われています。ただのトルマリンの宝石言葉は「希望」です。
ブラジルのパライバ州で採れたトルマリンが、その青さ等の美しさ、品質が高かったので、特別に『パライバトルマリン』と名付けられました。
最高品質の『パライバトルマリン』カラーストーンの中で最も高価とされることもある宝石です。
ふとんねこが初めて『パライバトルマリン』の名前を聞いた時、咄嗟に頭の中で上手に『パライバ』と『トルマリン』を切り離せなくて「パライ、バトルマリン……?」と言う戦いそうな何かだと思った記憶があります。
先日の翡翠に比べると、レッドベリルもパライバトルマリンも、歴史の浅い若い宝石です。なので書くことは翡翠ほどありませんでした。
しかしその稀少性がエグい。産地が限定されているものは仕方がない、こうなるのも必然ですよね。
ふとんねこが宝石を小説のキャラクターのカラーとして用いるお話は以前いたしましたが、上記のレッドベリルもパライバトルマリンも鮮やかさによる強烈な印象が欲しい時に向いていると思います。
今回も、調べものはとても楽しかったです。調べものをしていると、自動的に写真をたくさん見るので、キラキラ綺麗なものをカラス的に収集する癖のあるふとんねこには幸せな作業です。
読者の皆様、宝石は色で検索して創作に使えそうなものを探すのも手ですので、ここにオススメしておきます。
宝石言葉と絡めてミステリー的にメッセージ性を持たせるのも楽しいかも(「永遠の若さ」の使い所は相当謎)。
さて、では今回はこの辺で締めさせていただきます。ありがとうございました。ではまた次回の思い付きもお読みいただけたら幸いです。




