102.映画4本分、感想書く!
松の内は過ぎてしまいましたが、あけおめです。今年もゆるーく、本エッセイにお付き合いいただけますと幸いです、よろしくお願いいたします。
何だか新年早々、年末のありがたいレビューとは別の流れでショタコンのPVが爆増しているんですが何かご存じの方おられますでしょうか。マジで調べたけど謎。
それはそれとして本題!
本日はふとんファミリーの年末恒例行事、映画鑑賞会の感想文です。ネタバレ無し!
今年は三本観ました。大物が二本あったので観終わるまでに八時間かかりましたよ!!
これにプラスして年明け前に観た映画の感想も書きました。
今年はファミリーメンバーが重めのやつばかり選んだので、ふとんはライトなのを選ばざるを得ませんでした。ヘビーだったぁ……
それでは早速!
1『プライベートライアン』
評価:★★★★★
初手から重いッ!!!!
いやぁ、名作と言われるだけのことはありましたがとにもかくにも重い。本当に重い。
まずオープニングですよね、ノルマンディー上陸作戦。世界史上は『正義』と銘打たれている側の作戦ですがほんと、これのどこが正義なんですかね。
戦争だから、都合良く大切な人が助かったりはしない。戦争というものの現実を見つめることになったような、そんな心地です。
この大戦は勝ったから結果『正義』になったけれど、その過程には何も正しさなんかなくって、ただ人の命を資源として投じ、ぶつけ合っただけ。日本は負けた側なので、余計に虚しさを覚えます。
現代、あちこちで戦争が起きており、ふとんはもう第三次世界大戦は始まっているのかもしれないなどと思ったりしています。
そんな、戦火の熱が肌に近づいてきている現代にこそ観るべき映画ですね。本当に、どうしようもなさを感じました。
2『オッペンハイマー』
評価:★★★★☆
これまた重いッ!!!!
ですが、これは『プライベートライアン』とは別の重さ。と言うか、原爆を落とされた側的に何とも腹の中でぐるぐる渦を巻くものを感じるような重さ。
一度観ただけで感想を述べるのは難しい映画です。でも、一言思ったのは「アメリカは何のつもりでこの映画を作りましたか?」ですね。
この内容で、SNS上でバーベンハイマーが流行ったというか盛り上がった時点で、原爆に関するアメリカ人の認識、本音ってそうなのねっていう気持ちになったり。本当にどういうつもりだったんだろう。個人の感想ですが。
ただ、正義なんてやっぱり無くて、主張と主張の戦争の結果で勝った方が正義なんだよなって、そういう思いです。
3『オペレーション・フォーチュン』
評価:★★★☆☆
軽いッ!!!!
これがふとんセレクト。前の二つでメンタルが死ぬだろうと思ったので思いっきり軽いやつを選びました。ジェイソン・ステイサムが出てりゃ優勝なんで。
いやー、くだらなかったけれど、そのくだらなさが心に爽快だった!! 何せここまで三時間規模のヘビー戦争映画を二本ですからね、六時間経ってる!!
ちょっと漂うB級っぽさを、俳優や舞台、小道具の豪華さでブッ飛ばしてる印象です。シンプルに楽しかった。
ちょっとギャグ寄りのジェイソン・ステイサムなんて面白い以外の何ものでもありませんよね。ちょっとお馬鹿なのがよい。いつもクレバーでクールなジェイソン・ステイサムばかりなので新鮮でした。
キャラクターも良かったし、世界のあちこちを飛び回るのも良かった。ラスト、最後の一押しの「え?!」もくだらなさ抜群! 日本と中国混同してる感がまたB級の空気。でも中村じゃなくて山本だったので少しマシ。
多分平時に観たら、B級感が少し気になったと思うので星は三つにしておきます。でもこのときばかりはすげぇ助かりました、感謝!!
それから番外、年明け前に映画館で観たものにつきましてもこちらで感想をば!
番外『イマジナリー』
評価:★★★★☆
一昨年くらいにバズった『ミーガン』と同じブラムハウス・プロダクションの制作、SF系ホラーだった『ミーガン』と違い、ファンタジー系ホラーでありました。
広告の段階で「またSF系かな?」と思っていたのでファンタジー系で嬉しい誤算。レイトショーに一人で行ってきたんですが、帰り道が少し怖くなるくらいにはホラーでしたよ!
ネタバレを避けつつ申し上げると「イマジナリーフレンドが悪さをする」って話。不穏なイマジナリーフレンドの目的や如何に、といったストーリー展開ですね。
映像として、ホラーな空気の作り方が上手で好きでした。小説だとこういうの難しいよなぁと思いながら眺めるなどする。お気に入りはベッドのシーンですね。
最近はどうしても映画やら何やらを観ていると作る側の視点がこそこそ隣で囁くので、勉強になるなぁと考えることも多かったり。小説でもやってみたい技法が多いな!!
最後、エンドロールが流れ始めたところで思わず「おま、お前、曲だけでは飽きたらず歌まで付けてもらってんのかい!」と叫びそうになるなどしつつ、楽しく観終えました。
ジャンプスケアが多い印象でしたので心臓の弱い方にはおすすめしませんが、逆にそれ系が好きな方にはおすすめ。ふとんは一人、ビクッビクッとさせられながら楽しみました。
作中で主人公(絵本作家)が描いていた蜘蛛のキャラクターが大変“ヘキ”だったので、あれどうにかして映画以外で世に放たれねぇかなぁと希望しております。
こんな感じ!!
いやぁ、映画はいいですねぇ。
ふとんは今年観たいものが多いので今からすでにワクワクしています。1月に観に行く予定なのは『ビーキーパー』、これまた優勝確定のジェイソン・ステイサム主演。去年から楽しみにしてたんですよね~!!
あとは知人からおすすめされている忍たまの映画。忍たま全然通っていないので楽しめるかなぁと思うのですが、盛り上がってるし時間があったら行きたいと思います。
そろそろレンタルビデオ屋さんも瀕死なのでサブスクに入るべきか悩み中。
もし入るなら、ずーっと観てみたいと思っている『揺れる人魚』があるアマプラかなぁ。
観るときと観ないときの差が激しいので、どうしても観ない月に損な感じがしてしまうだろうなぁと思っちゃうんですよねぇ。うぅむ。
それでは、改めまして本年もよろしくお願いいたします。本エッセイはいつも通り、ゆるーくのんびり連載していく予定です。お時間ある際に、暇潰しや癒しにお選びいただけますと幸いに思います。
ではっ、また次回の思いつきで!




