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時間停止の発見

地球にダンジョンが産まれたら ~無限収納の静寂と、爆発する独占欲~


第六十一章:時間停止の発見


「……これ、熱いままだな」


ギルドの換金個室に入る前、天は無限収納の中身を確認して確信した。

セーフエリアでグツグツに沸騰させた『ハードシェルクラブの甲羅味噌』。数時間経って取り出しても、湯気が立ち昇り、味噌が泡を吹いている。


(元々ドロップ品が腐らないから気づかなかったが……無限収納の中は時間が止まっているのか。これなら、家で温め直す手間もいらないな)


天は、その「アツアツの海鮮盛り合わせ」を椿の前に差し出した。


「椿さん、今日の手土産です。蟹の甲羅味噌、海老のボイル、それとシャケーンのハラス焼き。熱いうちにどうぞ」


「……っ!! ま、まだ沸騰していますわ! 天様、なんて素晴らしいお気遣い……!」


椿は目を輝かせ、至福の表情で甲羅味噌を啜った。


第六十二章:忍び寄る「同棲」の影


「これなら、セーフエリアで大量に作り置きしておけば、家でも最高の状態で食べられますものね。ね、天さん?」


隣で凛が、さも当然のように相槌を打つ。


「あ、ああ。昨日も家で試したけど、出した瞬間グツグツだったから二人でびっくりしたよな」


天は何気なく答えた。だが、その言葉に椿の動きがピタリと止まる。


「……ピクッ。えっ……天様、今、なんと? 『二人で』? 『家で』……?」


椿の眼鏡の奥の瞳が、急速に冷徹な査定者のそれに変わる。

「まさか、夕食を連れ立って召し上がるような仲……なのですか?」


第六十三章:凛の確信犯的爆弾


天は「目立ちたくない」一心で、凛と同居している事実は伏せていた。あくまで「師弟関係」や「相棒」という体面を保ちたかったのだ。

だが、椿の「天様」呼びにライバル心を燃やしていた凛は、悪い笑顔を浮かべて、特大の爆弾を投下した。


「あー、言ってませんでしたっけ? 私、天さんと今、同棲中なんですよ~♪」


「…………は?」


椿の口から、食べかけの蟹の身がポロリと落ちた。


「にしし(笑)。毎日一緒に朝ごはん食べて、夜は天さんの美味しいご飯を食べて、同じ屋根の下で寝てるんです。ねー、天さん?」


「ちょ、凛! 言わなくていいだろ、それは!」


「だって事実だもん。椿さんも専属なんだから、私たちのプライベート、知っておいたほうがいいでしょ?」


第六十四章:受付嬢の暗黒微笑


個室の空気が、ダンジョンの最深部よりも重苦しくなる。

椿は震える手で眼鏡をかけ直し、口元を拭った。


「……同棲、ですか。Aランク探索者の如月様が、このおじ様と……。職権乱用で天様の住所を調べようかと思っていましたが、その必要もなくなりましたわね」


「椿さん、目が怖い、目が!」


「ふふふ……。天様。専属として、私もその『お家』にお邪魔して、書類の整理をお手伝いする必要がありそうですわね。……ええ、公務として」


「いや、それは困るって!」


凛は勝ち誇ったように鼻を鳴らし、椿はどす黒い独占欲を滲ませる。

物価高から救われたはずの天の生活は、今や「二人の美女による奪い合い」という、別の意味で命の危険を感じる場所へと変貌していた。


「……安全マージン……どこに行ったんだよ……」


天の嘆きは、豪華な海鮮の香りに虚しく消えていった。

プロンプト

買取と椿に海鮮盛り合わせ

蟹の甲羅に味噌を溶かして沸騰した状態で無限収納に入れた!最近わかった事がある…時間停止してるみたい無限収納の中…元々腐らないから気付かなかった…

セーフエリアで作った料理を家で温め直そうと…グツグツやん!突っ込んだ

(凛は既に一緒に住んでいるのだが目立ちたく無いから椿にも言ってない)

そこに凛がそうなんですよ~♪天さんと2人吃驚しましたよね~


椿…ピクッ!えっ…天様と2人?…夕食を自宅で食べる仲?それとも


言ってませんでした?私天さんと同棲中なんですよ~にしし(笑)

悪い笑顔で確信犯の爆弾を落とす

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