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49 いざ旅行へ! 前編

 現在、9月下旬。この時期はそう、シルバーウィークだ。このシルバーウィークをどう楽しもうかと智華さんと二人で相談し、旅行に行こうということになった。今回行くところは、ここから離れた海沿いの町だ。

 海が近くにあるということなので、海鮮が美味しいらしい。

「海鮮丼とかいいよね」

「うん、そうだね…!やっぱり刺身とか食べたいよね」

 そんなことを話しつつ、明日の旅行に向けて準備を終え、今日は早く寝る。

 明日が楽しみで仕方ない。俺はワクワクを智華さんに隠して俺はベッドの上で徐々に意識を手放す。

 翌朝 4:30

「おはよう、智華さん…」

「おはよ、麗杜君、楽しみだね!」

「うん…!俺もすごく楽しみでちょくちょく起きては寝てを繰り返してた」

「そっか…!私もね、そんな感じだったよ」

 二人で笑い合う。こういうことも楽しい。

「それじゃあ、朝ごはんを……」

「今日はさ、コンビニで買っていかない?」

「え?」

「智華さんの料理も美味しいよ、ただ旅行の日ぐらいさ、のんびりする日だってありだよ」

「うん、そうしよっか」

 必要なものを持って俺達は家を出た。

駅までキャリーケースを引きながら歩く。

「今日はどこに行くんだっけ?」

「今日は海沿いの町だよ」

「海沿いか〜、海鮮とかいいよね」

「うんうん、今回泊まる旅館のご飯は海鮮がたくさん出るからね」

「そっか〜!楽しみにしてるね!」

 楽しく話しながら智華さんと歩く。 

 やっぱり、俺にはこの人しかいないな…そう思った。

 そうして、歩くこと十分程。最寄り駅に着いた。

「ここの駅のコンビニでさ、おにぎりを買おうよ」

「なんか久々にコンビニのおにぎり食べるかも…」

「そうだね、智華さんがいつもご飯を作ってくれているからね」

(いつも、ありがと…智華さん)

 俺は心のなかでそう智華さんに感謝をしつつ、おにぎりを選ぶ。俺が選んだのは鮭とツナマヨ。智華さんは梅を選んだ。なんか、智華さんの渋いな…。

「智華さんって、梅にしたの?」

「昔ね、お母さんが作ってくれたおにぎりが梅のおにぎりで美味しかったんだその味がね、忘れることができなかったんだ」

「…そうだったんだ。」

 重たいな…だけど、智華さんにとってのこれも思い出だ。口にするのはできない感情が蠢く。

「ホーム行こっか、」

「うん…!」

 俺たちはICカードにチャージし、改札からホームへと歩く。電車が来るのはあと十分後だ。

「楽しみだね、旅行!」

「うん…!めいっぱい楽しもうね!」

 俺たちの思い出の1ページを刻む。


遅くなってしまいましたが、なんとか前編を書けました。後編は移動中、その後を描いていきます!

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