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復讐するは我にあり!  作者: 速水健一
高校生の七海と家庭教師の俺と
9/10

正月の事件の真相と

正月に友人カップルに凸された事に裏がありそうなので、俺は興信所を使って調査することにした。

 正月に友人カップルにとつされた。

 冴子が反省してるとか、手首を切ったとかなんとか。

 反省してるなら、なんで本人が居ないのか?聞いてみると、電話やLINEでの話で、俺になんとかしてやってくれと凸してきたのだと言うのだが、裏がありそうだと俺は直感した。

 友人たちには、波野ギン氏から貰った音声データを聞かせた。


(レコーダ)


 英知「まさか俺とお前が、最初から出来てたとは、思ってもいないだろうけどな」


 冴子「あいつは阿呆なのよ。おだてれば調子に乗ってね。」


 英知「ハハハハハ」


(レコーダ終わり)


「なっ、冴子ってこんな酷い女なんだよ。反省してる本人がなんで?ここに居ないの?俺は、家も財産も嫁も仕事も失ったんだよ。俺が冷酷に突き放すのと、どっちが酷いんだよ!」と言ってやったら、黙ってた。

「すまなかった」と友人。

「ごめんなさい」と友人彼女。

「今の冴子の状況調べてやるから。友人に興信所の人間がいるから。」

 俺がそう言うと、事か大事になって、友人カップルの顔が青ざめていたよ。


 ともあれ、ギン氏の報告によると、現在の冴子、二歳の男の子の母になっている。父親は英知。どうも、俺の動向が静かで気になり、友人に「後悔してる」という嘘を吹き込んで、俺から接触させようとしたようだ。しかも、場合によっては美人局みたいな形に嵌め込もうという意図が透けて見えてた。

「化け物だな。あの女」と俺。

「ああいう女は危険だから、近づかない方が無難だよ。」とギン氏。


 後日、友人カップルを呼び出して、興信所の調査結果を見せる。

 男の子と嬉しそうにはしゃぐ冴子。英知と子供と楽しそうに週末のショッピングを楽しむ冴子。

「何これ?冴子の奴、騙したのね。」

 友人彼女は、キレていた。友人は、俺に、「済まなかった。」と何度も詫びて帰って行った。


 当然後日先輩にも、報告書を見せたよ。

 先輩は、「分かった。」とだけ言って、「報告書は、俺が預かる」と報告書を金庫にしまった。

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