七海の進学準備とまさかの同居
七海は、俺の母校に合格。先輩から、独り暮らしする七海と同居して欲しいとお願いされた。
二月、七海の受験。高校受験の時と同様に、大学付近のホテルに、七海と宿泊。(もちろん部屋は別。)翌朝早くに起こし、ホテルのレストランで、軽めの朝食を食べた。
俺は付近の喫茶店(俺が学生の頃に良く友達と使ってた喫茶店)で、七海の受験が終わるのを待った。
あらかじめ業務に支障ないように、社長である先輩自ら調整して割り振ってくれた。
(私用に社員を使うために業務を割り振るとか・・・)
七海は、普段通り、落ち着いて受験出来たそうだ。
二週間後、合格発表。今は、ネットでも、合否が分かる時代だ。俺と先輩と先輩の奥さまと七海とで、確認。見事に合格してたよ。
入学金を支払いに行った時に、先輩が、七海が暮らす部屋を探したらしい。で、驚いたのが、俺に七海と一緒に住んで、変な虫が寄ってこないように見張るために、引っ越せと言われた。
「頼むよ、公平。家賃等は、会社借上げの社宅扱いだから、無料で構わないからさ。もちろん通勤手当てじゃないけど、高速運賃も払うからさ。」
「えっ?でも七海ちゃん、男性恐怖症じゃなかったっけ?」
「大学で、変なチャラ男に寄ってこられて、余計に酷くなるよりはな。お前とは、うちで一年ちょっと暮らしてから、家族として大丈夫だって、七海も言ってるからさ。」
大学は、先輩の家、会社から、高速で、三つほどの距離だったから、通勤の不便さはあるけれど、先輩の頼みでは、断れない。
「公平、今のアパートを引き払うときに掛かるお金や、引っ越し費用も出すから。済まん。」
まあ七海ちゃんが良いのなら、可愛いし、まあいいか。




