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SCP財団職員の学校生活 改訂版  作者: 餅屋五平
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第21話―休暇

昨日は緊急連絡で春夏冬先輩に呼ばれたのだが、その内容は棚空先輩の看病だった。病人の前で帰るわけにも行かないので渋々看病したのだが、まあ疲れてしまったその翌日。

俺は五月のLI█Eのスタンプに紛れていた『明日9時タカキヤマ銅時計時計集合!!!』を見逃さなかった。結構迷ったのだが、昨日悲しませてしまったという事もあり、それなりのおしゃれをして銅時計の前にいた。これで五月が金時計きんどけいにいたらより面白かったのだが、間違えずにやって来た。全く、分かってない奴だ。

「あ、餅屋くん。先にいたんだ。ごめんね、待った?」

「いや、俺も数分前に来た。ところで、まだ9時前だが、どうする? てかどこ行くんだ?」

「えっとね、ここで買い物するから一緒に来てほしいんだ。だから9時までスマホぐらいしかやれないけど、いい?」

「ああ、分かった。…ところで、お前の服装気合い入ってんな」

実際、遠目から見たら五月とは分からないぐらいのおしゃれさはあった。むぎわら帽子に黒い半袖、花柄の入った白いスカート。化粧っ気は無いが、五月はそれでいいだろう、化粧するとかえって化け物になりそうだしな。

「…なんか、失礼なこと考えてない?」

「エ、ソンナコトナイヨー」

何故だろう、俺の周りには何か見抜くことに長けている人が多い。この前も先輩に見抜かれたし、財団職員としてというか、普通に個人として訓練したほうがいいかもしれない。

「まあいいや。それでさ、この服も可愛いでしょー! ふふーん、時間かけて考えたんだから、褒めてくれてもいいのよ?」

「…ああ、可愛いよ。五月は十分可愛い」

「ふぇっ!? そ、そこまで言ってなんて…! バ、バカ!」

「えぇ~……」

なんか、褒めてと言われたから褒めたのに俺はけなされてしまった。女性の心とは理解しがたいものだ。思いっきり脱力した俺を完全に無視して、五月は現在時刻を伝える。

「あ、もう9時だね。じゃあ、こっちに着いてきて」

「ああ、わかったから。わかったから引っ張らないでくれ。痛、痛い痛い」

なんか俺、「着いてきて」と言われて、毎回引っ張らされている気がする。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「それで、一体何を買うんだ?ゲーム とか本屋の階はもう過ぎたが?」

「ふふーん、秘密ー♪」

今は10階だが、ここを過ぎればラノベと本屋の階では無くなり、GYOUジーヨウUNQLOアンクロなどの服屋のフロアに…来てしまった。もしそこで「服を一緒に買って」と言われても、美的センス5ぐらいの俺は太刀打ち出来ない。

「なあ、まさか服を買えなんて言うなよって、おい。ここは……」

「そう、今度ナカジマプールに行くでしょ? だから、その水着を一緒に見て選んで欲しいんだ」

「お前マジか。乙女としての恥じらいはないのか?」

いや、自分の服を選ぶのも精一杯なのに生JKの水着を選ぶのは少し……そう言おうと思っていたがしかし、《《地獄はここで終わりでは無かった》》。俺は見てしまったのだ。そう、あの《《大きな赤いリボン》》は……。



「ん?あれって、もしかしたら緋鳥ちゃんじゃない?ほら、あのリボン」

『……█████(ああ、神よ)!』

「凄い偶然!それじゃあちょっと呼んでくるね?」

1人の水着を選ぶのにも胃がキリキリしそうのに、2人となるともう考えられないなのだが、呼んでしまった以上、もうどうしようもない。俺はここで終わりだ。

しかし、そんな俺に窮地を脱せれるアイデアが舞い降りる。晴天の霹靂って奴だ。

「どうも餅屋さん、奇遇ですわね?」

「ああ、どうも。…なんでニヤニヤしてるんだ?」

「ふふん、なんでもありませんわ。それで、水着を見てくださるのよね?」

「それなんだが……俺が今ここで見てしまったら、いざプールに行ったときの感動が薄れないか?」

「いや、ただ見てもらうだけで、それを買うかどうかは別ですわ」

「…さいですか。なら、ありがたく見させてもらいます」

アイデア、撃沈。買わないなら俺が見なくてもいいと思ったのだが、覚悟を決めるべきだろうか。

「餅屋くーん、こっちきてー」

「じゃあ、私も選んで来ますわ。いい感想を待ってますわよ?」

「先に言っとくが、あまり期待はしないでくれ」

いつの間にか試着室の中にいてスタンバイしていた五月。あと俺にできるのは待つ事しか出来ない。そのまま10分ぐらい経過して、「もう見せるよー」という声が聞こえた。

「えへへ、どうかな?」

「……あー、いや、その、失礼を承知で言うが、なんか、エロいな」

「エロッ…!」

五月が着てきた水着は、五月らしからぬ露出が多めの服だった。上半身は肩から二の腕あたりまで露出していて、(無い)胸までピンク色と白色が織り込まれている。ヘソも出ており、下半身もピンク色のひもで縛るタイプの水着だった。率直にいうと、エロい。

「いや、エロいって! エロいってどうよ! もっとこう…オシャレだとかさぁ!」

「いや、俺は言う。エロい。やーいエロエロ」

「むきー!」

「よし…餅屋さん、私も着れましたわ」

「おお、早いな。じゃあエロエロは置いておいてそっちも見ようか」

自分でも少し思うぐらい変なテンションだったが、しょうがないと思っていた。これは俺のせいじゃない。こいつらのせいだ。

「ど、どうですの?少し露出し過ぎましたかしら?」

「ああ…うん。五月とは別にエロいな」

「エロ…!?」

どうやら、俺は露出が高い水着は全部エロいになるらしい。実際、緋鳥はレースで編まれていた水着を着ていた。黒を基調にして胸元までが大きく開いている。下半身も大事なところ意外はレースになっている。五月とは違う大きな胸を見せて、エロいよりけしからんという感情が出て来た。

「はあ…そんな表現しか出来ないんですの?…そんなのだと…いえ、もういいですわ」

「ああ、じゃあ、言い換えようか。おしゃれだなー。ああ、まったくおしゃれだ」

「やっぱこう、胸かな?」

エロいと表現したら呆れられたので可愛いと言っておいたり、緋鳥の水着を見て自分の胸をぺしぺし叩いている五月などがいたが、水着ショーは終わった。そんな事しても大きくなりませんよー。

ちなみに、それぞれ別の水着を買っていた。なんなんだよ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき

どうも、水着表現がバカ難しくて投稿1日遅れてしまった、餅屋五平です。

投稿が遅れたのにも関わらず水着表現がヤバいのが心残り。次はもっと進化して帰ってきます。助けてくれ友人H。あと投稿遅れてすいません。



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