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死と誕生
匂いも、風も、星々さえも、しばし息を潜めている。
そのとき、何かが終わりを迎えた。
あたいは感じる。
何もかもが一度、閉じて、消えていく。
恐れることなく、ただ受け入れる。
その消失の中で、あたいの存在は薄れていくようで、まるでどこかに溶け込んでいく。
けれど、それは終わりではない。
ほわほわ。
その静寂の中で、ふっと新たな香りが漂う。
目を閉じたままでも、その匂いが確かに感じられる。
まるで何かが再び息を吹き返すように。
空気が震え、風がそっと吹き始める。
あたいの存在が、また形を成していく。
死という終わりの先に、誕生がある。
その誕生は、あたいが再び息をすることを意味する。
新しい匂い、未知の風、未知の香り。
ほわほわ。
あたいは生まれ変わる。
死と誕生の間で、あたいは新しい命を感じ、また漂い始める。
終わりと始まりが交差するその瞬間に、あたいは再び立ち上がる。
まるで、宇宙の中の一つの星のように、
また、新しい命を抱いて。




