表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それはよくある異世界転生  作者: 乙屋敷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

336/339

336 歓迎方法

世界電気通信の日なので初投稿です

 魔術の雷が雨の様に降り注ぐ。


「直撃だ!」

「全く、魔力(オド)が上手く操作できないせいで時間が掛かったよ」

「ああああああああああああ!!!」


 全身を痙攣させて雷撃を喰らい続けている6枚羽。この状態で攻撃したらこっちも感電しそうだ。


「あははは!なにこれすっごいビリビリする!」

「……マジか」

「初めて見る魔法だね!いやどっかで前見たかな……わかんないや!」

「効いてないね……」

「ねえ!他にはどんなのがあるの?!」


 雷魔術は効いてないようだ。こいつ無敵か?


「満足するまで色々やるしかないか」

「では次はワタシが」


 アリスが前に出る。手には魔金剛(オリハルコン)のダガーとシルフィードの小剣を握っていた。


「小剣を片手で扱えるようになったのか?」

「ワタシも日々成長していますので。とはいえ小剣の軽さ故出来ることです」

「おぉ~それはなんとも懐かしい匂いのする剣だね!」

「シルフィード様……緑竜様とはお知り合いですか?」

「緑竜……緑竜……緑……あ!あのいけ好かないロン毛か!」

「見た目がわたし達の知っている緑竜様とは違いますね」

「そういえば覚えている匂いとちょっと違うかも?」


 竜種(ドラゴン)は世代交代をして自身を強くしている。6枚羽の言う緑竜様は何代か前の話なのだろう。


「それでは、いきます!」


 アリスが6枚羽に向かって駆け出す。ダガーで突き刺し、小剣で切りつけはするものの全く効いているようには見えなかった。

 アリスが一度引き小剣をまじまじと眺めている


「もうおしまい?」

「いえ、なんとなくわかりましたのでこれからです。ご主人様」


 アリスが小剣を渡してきた。そうしてもう一度かけていった。なんで渡してきた?

 アリスの方を見ればふにゃふにゃとした剣戟をギリギリのところで躱して接戦しているように見せつけている。


「なにかあるのか……?」


 小剣を見る。緑色のガラスみたいな刀身がキラリと輝く。あまりの薄さに上手く斬れなければ刀身が折れるとヴニュに念を押された一品だ。何度も一刀両断してきたがここに来てついに斬れない物が出てきてしまった。


「……あ?なんで折れてないんだ?」


 アリスが2、3度斬りつけて刃が通らないのを見た。その時点で小剣は粉々に砕け散っているはずだ。


「なにかからくりがあるはずだ」


 どういう理屈か分からないが、砕けていないということは切る事は失敗していてもその衝撃がこの剣に届いてないということだ。


「そもそも攻撃が当たってないのか?」


 なにかおかしい、ヤツの攻撃自体は素人に毛が生えた程度だし、逆にこちらの攻撃は当たっていない。

 神であるらしいのだが戦いを司る系の神ではないのか?


「というのが俺の考察なんだがどう思う?」

「ふむ、ユートも同じ考えだったのかい」


 ソフィーに伝えるとどうやら同じ考えだったようだ。


「だが、戦いの神ではなかったとしてどうすれば良いんだ?」

「どうすればも何も、楽しませれば良いんじゃないの?」


 クレアの提案に俺とソフィーは口をぽかんとさせる。


「他の方法で楽しませる……?」

「どんな方法が……?」

「なんでそこで疑問形になるのよ。あんた達が戦いの神じゃないって言ったんじゃない」

「まあそうなんだが……」

「戦いの神じゃないならなんか他の神様なんでしょ?じゃあ好きな事も別にあるでしょう」

「なるほど、盲点だったね」

「戦うのが好きじゃない神様だっているか、慧眼だぜクレア」

「あんた達のが節穴すぎるだけよ」


 そうと決まれば調査開始だ。剣をぶん回している6枚羽の前に出て剣を盾で受け止める。。


「おい、6枚羽」

「え?あーしのこと?」

「他に誰がいるんだよ」

「あーしは、■■■■だよ!」

「人間が発音不可能な言語で言われても困るんだが」


 というか俺の翻訳機能でも認識不可能なのはどういうことなんだ。


「じゃあ、えーっと、ぅおいゃうは?」

「……ろいある?」


 そう聞こえたが、そういえばあの老人が言っていた名前もろいあるだった気がする。


「じゃあそれで!」

「それじゃあろいある、戦いって好きか?」

「嫌いかも!」

「じゃあなんで戦ってるんだ?」

「なんかあんた達戦うの好きそうだったから」


 どうやら俺達のやり方に合わせてくれていたらしい。さっきまで戦っていたからそういう雰囲気になっていたせいだろう。


「戦わない方が楽しめるなら俺達もそちらのほうがいい」

「じゃあやめよっか!」


 ぽいっと剣を捨てるろいある、捨てるな。


「ここじゃあ何にもないし、とりま下の村に降りましょ」


 ろいあるの後についていき山道を降りる。その時草陰に人がいたが見なかったことにした。


「おお~!久しぶりに来たけど何もかわってな~い!」


 ろいあるが村に来てはしゃいでいるのを聞いて村の翼人族が出てきた。ろいあるの6枚羽を見てテンションが上がったのか滅茶苦茶集まってきた。


「あーしは■、ろいある!あんた達の祖先が生まれた時くらいにあんた達のご先祖さまのお世話してたんだ!」

「うわ~皆面影あるね!あんた、ウヅキの子供でしょ!あんたはキサラギとハヅキの子供だ!」

「え、そうそう!呼ばれたんだけど何もパーティーの準備してないってもんだからどうしよっかなって!」

「え~!歓迎会パーティーしてくれんの!?マジ神~!」


 神はあんただろ。

平成のソシャゲに平成コラボが突き刺さる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ