第八話 溺れる少年
メニ「この袋の中にピクシー避けの塩と馬蹄が入ってる。これを持っていれば大丈夫だよ」
シャード「じゃあ皆んな、行くわよ!」
一行は東の森へと向かった。
怪奇現象の正体を暴く為に、森の中に入った少年は、森の中を流れる川辺で遊んでいた。
少年「よっ!」
少年は川の中で、素手で魚を捕まえようとしていた。
しかし中々、魚を捕まえる事が出来ない。
森の中に入って来たサーシャ達は遠くからその少年を見つけた。
少年は少し移動して魚を捕まえようとした、その瞬間足を踏み外して川の中へ倒れた。
泳ぎが得意ではなかった少年は手足を激しく動かしていた。
慌ててサーシャ達は駆け寄ろうとする。
しかし、その前に少年の動きが止まった。
それから駆けつけたサーシャ達は、川から少年を引き上げた。
メニ「もしかして死んじゃったの!?」
エルニャ「まだ分からないわ!」
そう言うとエルニャは、少年の首を横向きにして、肘を伸ばして膝立ちになり、胸に手を当てて心臓マッサージを繰り返した。
しばらくすると少年は息を吹き返した。
シャード「やった!」
サーシャ「エルニャ凄い!」
メニ「何処で教わったの?」
エルニャ「前にちょっとね」
しばらく少年の意識が回復するのを皆んなで待っていた。
そして少年は気がついた。
少年「此処は?あれ?俺は確か溺れて!」
メニ「そう!皆んなで助けたんだよ!」
少年「お、おう。悪いな」
シャード「命助けてもらってそれな訳!?」
メニ「もう少し気持ちを込めて、お礼言ってくれても良くない?」
少年「あ、ま、まあ。助かったよ。じゃあ俺はこれで…」
少年は立ち上がり、立ち去ろうとする。
シャード「何処行くの?」
少年「いや、家に帰る」
メニ「帰るって一人で!?こんな時間だからもう妖精たちが出てくるかも知れないんだよ!」
エルニャ「一緒の方がいいわよ。一緒に帰りましょ」
サーシャ「その方が安全よ」
少年「ん、まあ、そう言うなら…」
シャード「本当に素直じゃないわね」
メニ「アンタ、名前は何て言うの?」
少年「ヤーン」
こうしてし、少年ヤーンを見つけたサーシャ達は森の外へ向かうのだった。




