第三の力
「新しいミンストレル、アフロディーテ。」
カンカンカン、、、、
「遠く霞むエルドーラド、、、。」
「へへ、茶柱たってら、、、。」
、、、2階の階段を上ると何やら話し声が聞こえて来る。
201号室はいつも不思議な重鎮、岸戸が腰を据えている場所である。
廊下は既に消灯していて足音一つ聞こえはしない。
マンテツ達はどうにか部屋にたどり着くと、恐る恐る聞き耳を立てた、、、。
「奇妙な一日など一笑に伏すミンストレルだ、、、。」
キミミ「この声は、、、。」
マンテツ「シッ!!これは岸戸の声、、、。」
しかし、いくら岸戸だと分かった所でこの静けさである。すると、、、
浜村「え!?噂には聞いている不思議なおじさん、、、。おわっ!」
キミミ「あっ!!」
マンテツ「な、アップス!!」
ガタ!ガタガタ!
ドシャアア!!
マンテツ「な、何すんだおめえ!アッ!!」
浜村は興奮して岸戸の部屋の前で足を捻り、マンテツ達を押し倒して、ドアを開けてしまった。
岸戸「ば、ばか!」
岸戸はゲームのダビスタをやっている最中だった。
マンテツ「い、育成物ですか?」
岸戸「お前ら何しに来た!」
マンテツのごまかしは岸戸には通用しない。
岸戸「俺は馬を愛している。けして恋愛等は、、、。」
キミミ「貴方は厄払いの為にここにおられるのですね。」
岸戸「、、、、格下風情が、趣味をエンジョイしてろ。」
岸戸から少年の様な面影が無くなり、2ブロックの髪が凄みを醸し出す。
岸戸「芸能界ってのはな、転じてアート(人為)なんだよ。お前達はまだ若いんだ。関わらない方が、、、。」
マンテツ「女が二人死んでもですか?」
マンテツはすぐに切り返す。マンテツは、自分達の切実な願いを岸戸の脳裏に叩きつけたかった。
マンテツ「貴方はそれを、人為って言葉で言いくるめるつもりですか?」
マンテツは興奮してまくし立てる。
岸戸「管轄が違うんだ!俺は何も知らない!」
岸戸も普段の沈黙を破って怒った。
浜村「わかりました。でもせめて、せめて僕達に事件をしるチャンスをくれませんか?」
浜村の冷静な対処で岸戸とマンテツは一呼吸入れる事が出来た。どうやら岸戸にも切実な願いは届いたようだ。
岸戸「、、、、わかった。お前達と関わると命がいくつあっても足らんからな。いつも局でやっているのを一つ教えてやる。」
岸戸は徐に立ち上がると、両手をグーにして上段に構えた。
岸戸「いいか、今から教える技は誰にも言うなよ、、、、!!」




