君の名を2
ポンッ!
マンテツは誰かに肩を叩かれ、後ろを振り向くと白い影が見えた。
雀谷「久しぶりだな。」
日刊スポーツの雀谷だ。
マンテツ「ああ、しばらくだ。」
ジプシィ!
問い返した瞬間、マンテツの顔に拳が入った。
ドシャァァ!
浜村「マンテツ!」
雀谷「お前のせいで冬田のクロックウォークス映画が破談になった。キミミの墓をはってればまたお前に会える気がしてな、、、。」
楳瓦「何を!」
雀谷「いつでも殴りに来い。墓荒らしの記事を書いてやるぞ。ハッハッハ!」
マンテツ(まずい、、、まずいぞ、、、。)
雀谷は高笑いをした。誤報を報じた所で小学生には何も出来ないと判断していた。
雀谷「こんな暗闇で墓参りとはご苦労なこったな。すぐに記事にしてやるぞ!」
ピューッ!
雀谷が口笛を吹くと、茂みから白装束の聖歌隊が出てきた。
聖歌隊リーダー「君達の気持ちはわかるが、キミミのストーリーはどうも聖書に被るんでね、、、。身ぐるみを剥がさせて貰うよ。」
雀谷「感動ストーリーを独占されちゃ困るのよ。」
楳瓦「奢るなよ!俺達に神はいない!」
楳瓦が必死に虚勢を張る。マンテツはその隙を見計らい、キミミの骨を口に含んだ。
マンテツ(キミミよ!力を!)
雀谷「かかれ!皆の者!」
雀谷が号令を下すと、聖歌隊は四方から襲いかかった。
すると、