プロローグ1 ~幼き日々の記憶~
まだまだプロローグです
少しプロローグは長くなるかもしれません
それから僕はほぼ毎日のように桜の御神木に会いに行った。
その日にあった楽しい事や嬉しい事、悲しい事から辛い事まで色々な事を話した。
親と喧嘩しても御神木で話しをすると落ち着いてスッキリした気持ちになれた。
近所のガキ大将(3つ年上)に苛められた時も御神木に話すと気持ちが穏やかになったりもした。
その後ガキ大将が木から落ちて大怪我をして入院するという事があったりもした。
後日ガキ大将からあの時はごめんと謝罪を受けた、訳を聞くと夢で女の人達(・ ・ ・ ・)から追いかけられて怒られ謝るように言われたらしい。
不思議な事があるもんだと思ったが謝罪を受け入れ仲直りする事ができた。
学校に行き、帰りに御神木にその日の出来事を話し家に帰って家族団欒を過ごす。
そんな何気ない平穏で幸せな日常は15歳の誕生日に壊れる事になった……
GW中と言う事もあり誕生日祝いで家族と温泉旅行に行く途中の事、居眠り運転のトラックに後ろから衝突され両親は死んだ。
僕は奇跡的に軽い怪我ですんだがそれからだろうか僕が笑わなくなったのは……
僕はまだ15歳と言う事もあり親戚中を盥回しにされる事となった。
最終的には同じ町内に住む親戚が引き取る事となったが、毎日のように振る
われる暴力や碌に食べ物も与えて貰えない生活
「家に置いてやってるんだ家事ぐらいしろ!引き取ってやっただけでもありがたいと思え!」
と言われ奴隷のような日々を過ごす事になった。
苦痛だらけの毎日でも御神木に通う事だけは忘れなかった。
御神木に会って話しをする……ただそれだけが苦痛だらけの毎日での唯一の平穏な時間だった。




