巫女助勤まとめ
○そもそも巫女ってなんなのです?
(前略)明治以降は神社で神事の奉仕をしたり、神職を補佐する役割へと変化していった。なお、現在、一部の仏教寺院で白衣に緋袴という、巫女装束そのもの、又は類似の服装で奉職する若い女性もみられるようになっている。
(Wikipediaより抜粋)
あまりにもストレートな回答過ぎてなんもいえません。そういうことです。
○処女じゃなきゃいけないの?
そこら辺はどうなのでしょう。
全くと言っていいほど誰も触れません(確かに「お前処女?」とか失礼すぎますし)でしたので分かりません。
ただセンパイもラブラブデートを楽しみにしていましたし。まあ多少は、ね?
私はそんな体験有りません。
○助勤巫女になるにはどうすればいいのです?
一概には言えませんが、申し込み自体は十一月上旬~中旬から始まっています。
社務所で申込みエントリーシートを貰って書き、提出していました。写真も一緒に。
大体十二月上旬には通知が来ていました。
○巫女になるにあたり揃えるものは?
バイト先の制服がすなわち白衣と袴になるわけですが、ここで恐らくどこでもそろえるように言われることがあると思います。
それは、『襦袢』と『足袋』と『草履』。
あとは下に着る防寒対策用の服。
『襦袢』はいわゆる着物の下着です。
一枚の布だったり(長襦袢)、上下が分かれているタイプもあります。お好みでいいとは思いますが、私は上下タイプでした。
着ないと非常にだらしのないことになります。何があっても買うこと。
『足袋』は靴下みたいなものですね。すぐ汚れるので最低でも二枚は買っておきたいところです。
ところでこの足袋、「こはぜ」という足首を止めるための金具があります。
慣れないと多少手間取るかもしれません。
折り紙も折れないクイーンオブ不器用の名を欲しいままにするこの山田、今回足袋は「ソックスタイプ」を買いました。
そのまま履くだけです。マジで。楽な分、とうぜん見栄えこそ『こはぜ』には劣ります。
でも助勤巫女なんてめったに外でませんから。着替えに手間を掛けたくないならこちらのがいいのではないかと思います。
『草履』は私は新しく買いましたけど、中には浴衣用の下駄をはいている子もいました。
一度問い合わせてみたほうが良いと思います。
鼻緒の色は赤と白ありますがどちらでもいいみたいです。
あとは防寒対策用の服です。
これは家にあるヒートテックとかタイツとかを使っても構わないと思います。
袴で足はほとんど隠れますし。
ただし、『派手な柄』はやめておいたほうが無難です。赤い下着とか。
めったに見えることはありませんが見えたらそれはそれでだらしがないです。
ここまでの支出をまとめます。
襦袢…約四千円
足袋…約千五百円×2
草履…二千円
上下防寒用…約五千円
計… 約 一 万 四 千 円 也
マジかよ。
○何をしているんです?
ひたすらお守りを授与(売ること)していました。
お守りの値段を覚えることは必須です。
あとはトイレの場所の案内、お守りの種類、おばさんの息子自慢、おじさんの惚気、カップルのイチャイチャに合いの手を入れてました。まじで滅してほしかった。
絵馬の置き場所や授与所の位置はしっかり押さえていた方が良いと思います。かなり質問が多かったので。
○注意すべきことはなんです?
寒さ対策はきちんと!
死にます。カイロおなかと背中に貼ってめちゃくちゃ着込んでもまだ寒かったです。
常に吹きっさらしのところなので覚悟はしておいた方がいいかと。
貼るカイロは必須です。あれを発明した人はすごいなぁ。
もうひとつは礼儀です。
普通のバイトと何ら変わりはありません。参拝者さまや年上には敬語を、お守りの扱いは丁寧に。
助勤なのですから神に仕える者として最低限のルールとマナーは持つべきでしょう。
前のバイト先(居酒屋でした)がクソみたいに厳しかったので精神的には楽でした。
というよりも元バイト先での人間関係がひどくて責任押し付け合って身代わりに怒られたり二か月内で一気に三人もやめるところより酷いところはあんまりないでしょうね。
つい愚痴大会になってしまいました。申し訳ありません。
あとはわりとヤンキー系の方に絡まれたり、酔っ払いに絡まれます。そういう時は受け流しながら助けを求めましょう。
○お給料は?
あくまでもご奉仕ですからがっつくのはいけないかと思います(迫真)
正月から三日まで働いた結果(36時間ほど)、三万ほど。
それ以降は自給千円ほどじゃなかったかと思います。
私のところは美味しいお昼も出ましたしなかなか良い待遇じゃないでしょうか。
○長いから三行で言えよ?
やっていいのは
覚悟のあるやつ
だけだ
以上になります。
間違えているところ、不明なところがありましたらご指摘お願いします。
それでは、ようこそお参りでした。