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体験レポートもどき

 折角なので何かしら体験レポートみたいなのしたいなぁ…と思っていましたが。

 覚えていない。

 駄目だこの脳みそ早く何とかしなきゃ。


 お正月は本当に忙しくて断片的にしか覚えていないのですが、ざっと書いてみると



・十二月三十一日 夜十時


 集合。

 着付けが慣れない人の阿鼻叫喚地獄が今ここに始まったのであった…。

 本職の巫女さんが乱入してきて着付けの手伝いしてくれました。


・十二月三十一日 夜十一時


 お祓いの後に持ち場へ。

 そしてスパンわけ。

 私は隅っこのほうに配置されました。


先輩「キミもここ? 鬼畜な配置だね!」


 わくわくしているがないようがとってもアレ。

 嫌な予感しかしない。

 どうやら人が絶えないところらしい。


・一月一日 夜零時


 太鼓の鳴る音と共に参拝者様殺到。

 売っても売っても減らない行列。

 無くなっていくお守りを定期的に補充しながら戦う。

 高校生の金銭トラブルが目の前で始まりはらはらどきどき。


私「めちゃくちゃ怖かった…」


先輩「そう?面白かったけど」


私「目の前じゃなかったからそう言えるんですよ…」


 途中、神とは何かと考えかけた。


・同 夜四時


 仮眠(前半組)。

 私は六時からなので待機。そして売り子が減るといきなり増える参拝者。

 日の出の前だったので寒かった。

 不死身の基準って何だろうなぁとか考えていた。現実逃避である。


・同 朝六時


 やっと仮眠。

 お雑煮が身に染みる。


 ただ、あまりにもきつく袴を着てしまったために呼吸ができずなかなか寝付けなない。

 脱ぐのも億劫であった。

 毛布を片手に空いているスペースで雑魚寝。

 足元に転がる巫女装束の少女たち。なかなかホラーな光景である。

 話している子はなく、沈黙と衣擦れのみが世界のすべてであった――。


・同 朝八時


 起きる。身だしなみを整えて移動。

 スパンに戻り売る。

 ひたすら売る。


先輩「寒い」


他の子「寒い」


私「ですねー」



・同 昼十二時


 何度かの休憩時間の後、お昼。

 私は食堂に何故か行かずあんパンを食べていた。多分あれは眠かったんだと思われる。

 暖かいものが食べれなかったのは痛かったなぁ。



・同 夕方六時


 夜勤組と交代。

 私の正月業務はこれにて終了――ではなく、あと三日ある。

 足と腰が悲鳴を上げていた。


 朝、昼、夜の本殿はなかなかきれいでした。

 特に夜。


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