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あの子って、実は意外と……(15)――絵玖視点

「~~~~♪」

「絵玖ちゃん、今日は随分とご機嫌なようですね」


「え? そうですか?」

「はい、鼻歌がいつもよりも明るいですよ」


「あはは、やっぱり出ちゃってたか……崎田さん。あたしついに、この村で友達ができたんです」

「あら、それはよかったですね~! え? 誰ですか? 先日教えてくれた子の中の誰かでしょうか?」


「うん、そう。あたしたちに学校の道のりを教えてくれた人、五十沢秀吾くん」

「ああ、あの人柄良さそうな子ですね。どういう経緯でお友達になったのですか?」


「うん、話すとちょっと長くなるんだけど――」


 ……………………。


「そうですか。先程は人柄が良さそうと言いましたが、本当に良い人なのですね」

「うん、すごいんだよ、野良犬なのに、まるで飼い犬みたいに上手にあやしてて……崎田さんにも見せたかったな~」


「機会があれば、私も見てみたいですね。本当によかったです、絵玖ちゃんにお友達ができて」

「明日は、秀吾くんのお友達にも話かけてみようと思ってるんです」


「良い事ですね。やっぱり友達は友達を呼んでくれますから、最初の出会いというものは大事にしないといけないですね」

「うん、大事にします。ちょっと、学校に行くのが楽しみになってきました。……テストが近くなってるけどね」


「今月の末くらいにあると言ってましたね。頑張ってください、絵玖ちゃんにとっては初めての体験といっても過言ではないですし」

「うん、やるだけやってみます。応援しててね、崎田さん」


「もちろんです、頑張ってください」

「(秀吾くんに、分からないところがあったら聞いてみよう。うふふ)」


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