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深海に生きる  作者: haru
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これは、かわいい男女の甘い恋、愛の物語です。しかし、決して明るい話ではございません。ご注意くださいませ。


あなたは、気が狂うほどの愛を抱いたことはありますか。

 赤く締まる床とカッターナイフ。生暖かい風と空気に僕は震えていた。



 「転校生を紹介します」容姿のいい男がそこにいた。教室はざわめいている。しかし、僕は違うものに胸がざわめいていた。隣の女の子から恋に落ちる音を聞いたのだった。


 その男は僕とつむぎの後ろに着席した。つむぎが話しかけてみるが、大人しいようだった。大人しいと言うよりは大人びている。こっちの表現が合うだろう。艶のある黒髪で、前髪は少し重たかった。だけどその隙間から見える目は名前の通り深海のように澄んだ黒で、白い肌とのコントラストがとても綺麗だと思った。バスケ部とはいえ、外での練習もあってか、日焼けした小麦色の肌を見てなんだか悔しくなってきた。僕はつむぎがこの男に夢中になるのもわかるような気がする。


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