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JK嬢の秘密 2

Cu「経済的には、JKん家は天然資源に乏しくほぼ全てを輸入に頼っていた。だから、町内会の安定はJKにとって死活問題でもあったんだ。しかし20世紀の後半、JKは地熱発電を主とした再生可能エネルギーへの転換に成功しエネルギー資源の対外依存から脱却すると同時にレアメタルを積極的に輸出し始めた。T譲りの高い技術力に基づく工業製品とCK譲りの質の高いコンテンツ産業で経済的発展を遂げ、GDPは購買力平価比較で苺町3位になりもう直Aを抜く勢いだ」

G「おい、苺町って何だ?」

Cu「俺達が住んでいる世界の名だ」

G「桜町じゃなかったのか?」

Cu「お前達は桜町に住んでいるのか?」

G「そうだ。それにしても苺町って・・・」

Cu「いいじゃねぇか。JKが発案し、総会で圧倒的多数で採択された結果だ」

G「?」

Cu「当初の憲章案は、お前達のチーム同様に、拒否権を有する理事5人で構成される理事会が最高意思決定機関だった。A、B、F、SはJKを理事にしようとしたが、JKは理事就任を拒否したうえ、強欲な連中に拒否権を持たせるとろくな事にならないと他のメンバを説得し修正案を総会に提出した。その修正案は総会を最高意思決定機関とし、理事会等の特権的機関は一切設置しない旨を明記し、併せてこの町を苺町と命名する内容を含んでいた。この修正案は正規メンバの圧倒的多数で可決され、町の名前は苺町になった。後で判明した事だが、JKは苺が大好物だった・・・」

G「・・・」

Cu「JKがしでかした、唯一の私物化みたいなものだ」

G「まぁ、苺町はいいとして、JKは強大な実力とこれ迄の行いで多くの家から支持を得ているってか?」

Cu「そうだ。この前、30人分のランチを作るって言ってたろ?JKはチームの手が届かない弱者に対して自腹で様々な支援をしている。大ぴらにはしていないが、皆ちゃんと見ているからな。JKに飯を食わせてもらい学校に行かせてもらった子供達が成長して正規メンバになった時、JKをどの様に評価するか、バカでも分かるだろ?JKは打算とは関係なしにこうした支援を長い間続けてきた。その結果でもある」

G「正に怪物だな・・・いい意味で・・・」

Cu「そうだ、怪物だよ」

G「ありがとう・・・そろそろ戻る。ひょっとしたらまた入れ替わるかもしれないが、その時は宜しくな」

Cu「当然だ」

G「じゃ・・・」

   ・

   ・

   ・

G「無事戻ってこれた様だな・・・JKに関する疑問は解けた・・・誰かが何処かでした判断の繰り返しの結果、異なる世界ができてしまうんだな・・・俺達の世界も、皆が妥協する事無く、諦める事無く適切な判断を繰り返していたなら、経済的格差も温暖化も防げたかもしれないってか・・・」


G「この前議論した際のFの仮説は、多数のパラレルワールド全てに俺が存在する事を前提にしていた。しかし、立て続けに同じパラレルワールドと行き来したという事は、全てのパラレルワールドに俺が存在する訳じゃなく、場合によっては、俺は2つの世界にしか存在しない可能性もあるという事だ。それだけ、俺も含めて、個々人はそれだけで貴重な存在なんだ。だから、お互いに尊重し合わななければならない・・・当たり前か。存在自体が奇跡なんだからな・・・」

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