JK嬢の秘密 1
G「あれ?事務所の様子が変だ・・・」
Cu「よう!相変わらず早いな!」
G「またやっちまった・・・」
Cu「?」
G「・・・また入れ替わっちまった様だ・・・ちょうどいい。話がある!」
Cu「おい、放せ!何処に行くんだ!」
G「食堂だ!」
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Cu「何なんだいきなり!」
G「JKに関して詳しく聞きたい!ただし、時間が限られている。簡潔にな!」
Cu「あっちのGか、お前?」
G「そうだ。JKの事を早く教えろ!」
Cu「・・・しょうがねぇな・・・JKは1862年にTとCKが一つの家になった結果、彼等の娘として生まれたんだ」
G「158歳の女子高生ってか?」
Cu「実年齢は関係ねぇだろ。見た目も声も話し方も仕草も女子高生そのものなんだからよ」
G「メンバの大部分が彼女より年下じゃないか。それでもおじさん扱いなのか?」
Cu「そうだ。彼女にとって、自分以外の正規メンバはおじさんとおばさんでしかない」
G「・・・」
Cu「話を戻すぞ。TがMkを殺し家の実権を得て最初にした事は、CKとの関係修復だった。MkがCKに仕掛けた喧嘩の後始末だけでなく、MnがDEに殺されて町内会の正当な文化的継承者がCKだけになった事から、CKに対する憧れもあったんだろう。CKも西隣にDEというバカでかい家ができて、北からREが迫ってきた状況下で、Tの武力で家を守ろうとした。実際、DEがCKを服従させるためにCKん家に押し入った際、CKの要請でTが出張って単独でDEを蹴散らしている。DEはその後Tの武力を恐れてCKに手出ししない様になった。こうした経緯もあって2人の間には強い友情が芽生えたんだ。お前達の親父や爺さん達が殴り合いの喧嘩に明け暮れていた約250年間、TとCKは一切諍いを起こさず友好関係にあったんだからな」
G「・・・」
Cu「19世紀に入ると、状況が一変した。BとFを中心にAやREといった連中が病気で弱っていたDEに喧嘩を仕掛けては富を奪い、BとREに至ってはDEの身体の一部を奪うに至った。こうした惨状を間近に見たTとCKは、奴等の横暴から町内会を守るために一つの家になる決心をした。そして生まれたのがJKだ。Tの武力とCKのソフトパワーを併せ持ったJKは、短時間で町内会を纏め上げ、奴等を追い出す事に成功した。JKは奴等から怪物と恐れられ、その後約100年間、町内会は二度の大抗争にも巻き込まれる事なく、平和な時を過ごした」
G「なるほど・・・16世紀初頭から異なる世界になった様だな」
Cu「それ以外は分からんぞ。今はJKに関してのみ話をしているからな」
G「そうだな・・・続けてくれ」
Cu「その後、AがVに難癖を付けて一方的に喧嘩を始めた際には、JKはS、Cと一緒になってVを徹底的に支援した。Aの母屋を原子力潜水艦で威嚇する様な強硬手段を使ったり、得意なコンテンツ技術を駆使して、Vに対するAの蛮行をメンバに周知した。俺の家にSが花火を持ち込んでSとAが一触即発の事態になった際には、JKは最初に武力を行使した家とその同盟者の家を問答無用で徹底的に破壊すると宣言した。当時、JKは1万発以上の花火を配備していた。当初は他人事だったEUの連中はJKの怒りに心底ビビッてAを説得し、SやAもこの宣言に観念して、Sは俺ん家から、AはTrん家から花火を撤去した。今でも誰かが差別的発言をするとマグカップが飛んでくるからな・・・性格は全く変わっていない」
G「・・・」