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 追想行進華 —庭園の足跡—  作者: 玉袋 河利守
2章”貴方が選んだ形、拾い上げた物は
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【epilogue】”ママへ


 

 「‥‥‥。久々に視野が透き通っていますね。」


 身体も軽く、心も軽く、足並みは緩やかに。


 「‥ずっと、そこにいたんですか?」

 「やはり、来たのか。馬鹿者が、」

 「貴方の言った通り、半端な形で終わりを迎えました。‥‥‥、」


 懐かしき風景、光が差し、この目に映し出される。

 此処は、生き物では到底辿り着けない場所。


 「出来た弟さんであった。‥」

 「ええ、しっかりと受け止めましたよ。」

 「しかし、何故私は半透明なのだ?」

 「知りませんよ。死ぬんじゃないですか?」

 「もう、死んでるよ。ガッハッハ!!」


 

 偏りもなく。ただ広大な大地。

 自然が溢れ、息をする度に心地よい。

 足元に生える背の低い草本は、歩く二人の足跡を残さない。

 


 「過去に戻った気分ですね。」

 「‥‥‥、世間話は後だ。少々、ご立腹だったぞ?。」

 「ふふ、そうですか。それは怖い。それで?私はまだ返事を聞いていませんが。あの時、言葉を話せる様にしてあげたのに、訳の分からぬ事を語り、此方に行ってしまったのですから、」

 「はぁぁ、何を言っているのか。元々は俺が懇願している側だったのだぞ?。なんだ?惚れたのか?そうなのか?おい!まて!」


 果たす事はできなかった。支配する事は叶わなかった。一度も、復讐をさせてくれなかった。


 「‥、怖いですね。」

 「ガッハッハ!!では‥手でも繋ぐか?‥!?」


 大きな大きな、拳ダコが出来た手の中に、

 細く綺麗な手が重なる。


 「‥、大きな手‥。」

 「‥‥‥。」

 「何を驚いているんですか」

 「え、いや、いつものお前なら断ると思ってだな、」

 「ふふ、もう断りませんよ。」


 

  怖いから、助けてと、手を握っててもらいます。

  これは、親友の御呪い。

  お母様の様に孤独に戦う姿に魅了され、

  私にとってこの人生の多くを染めあげた。

  成れるだろうか。続ければ慣れるのだろうか。と

  お母様の生き方は、カッコよく美しい。

  それは、不変だ。何が起きようと変わらない。


  ただ、これは私。

  孤独に一人で、何かを守る事が出来なくとも‥


  誰かに、知らせる事が出来たのなら申し分は無い。


  お母様の様に孤独に戦うのも、カッコいいと、心の奥底から思いますが、これは私。、

  私は俗に言うツンデレさんですから。



  

  「なので、今から怒られますが、横に座っててくれませんか?。ふふ、これはデレです。」



  「‥‥あぁ、良いとも。一緒に怒られようじゃないか。」




               第2章:【終】

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