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プロ野球スカウトは、鑑定スキル(野球ゲームの能力画面が見えるスキル)で優秀なドラフト選手を発掘する  作者: 犬兎ゆん
ドラフト1位の選手を指名したい

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メジャーリーグ

 数日後、先輩は松川選手の家族と一緒に帰国した。


 「それではここでの解散となります。お疲れ様でした」


 「ありがとうございました。来年からブルーローズで頑張ります」


 そう言うと先輩は空港で松川選手の家族と別れた。


 「何してたんっすか。事情を教えて下さい」


 「解った。ここでは人に聞かれるかも知れないので、事務所に行こう」


 そう言うと先輩は歩き出したので、後について行った。


 事務所に着くと先輩と一緒に事務所の一室に入った。


 「ここで話す話は絶対に外部に漏らすなよ」


 「解りました」


 僕が返事すると先輩は話始めた。


 「甲子園で試合を見ているとき、神奈川ブラックユニバースのスカウトの三又さんがいたの覚えているか?」


 「はい、覚えています」


 三又さんは、髪はパンチパーマをしていてヤクザみたいな風貌をしている神奈川ブラックユニバース関東担当のスカウトだ。


 「岡田君がいない時に三又さんが来て、揉めたんだ。三又さんが神奈川のスターはうちの球団が取る。邪魔すんじゃねぇと言ったんだ」


 「だから私はそれは私に行っても無理です。球団社長にでも行って下さいと言った」


 「そうするとちっと舌打ちをして、三又さんは去って行ったんだ」


 僕がいないときにそんなやりとりがあったんだ。怖い。


 「三又さんがそんな事しにくるなんて、神奈川ブラックユニバースは本気だなと思った私は、少し手を打つ事にした」


 「それが松川選手の家族旅行にたまたま一緒になり、たまたま一緒に旅行したんだ」


 「それはたまたまじゃないっすよね」


 「指名前の選手とスカウトがアメリカに行ったら問題だから、たまたま一緒になったんだ。解ったな」

 

 僕が突っ込むと先輩は渋い顔をしてそう言った。


 「解りました。それでどうしたんですか」


 「アメリカのロサンゼルスのメジャー球団のブルートロリーに連絡を取り、球団の施設の見学をさせて欲しい事を伝えると喜んで了承してくれた。さすがメジャー球団、松川選手をちゃんとマークしていた」

 

 「ブルートロリーの了承も得たので、松川選手の家族と色々な球団施設を見学した。松川選手も目を輝かせていた」


 メジャー球団の球団施設を見学出来たら、僕でも目を輝かせるだろう。


 「そして私は元ブルーローズで現ロサンゼルスブルートロリーの山北選手に連絡を取り、松川選手と対面してもらった。その際にブルーローズの良いところと現ロサンゼルスブルートロリーで一緒に戦おうと話していた」


 僕なら山北選手に現ロサンゼルスブルートロリーで一緒に戦おうと言われたら感動するだろう。


 「私は松川選手の育成プランという書類を作成した。その書類には松川選手がブルーローズに入団してから、ロサンゼルスブルートロリーに行くまでの育成プランが書かれている。それを松川選手と松川選手の家族に見せて、色々な不安を解消した」


 僕なら安心してブルーローズに入団することが出来るだろう。


 「まあ、その結果は数日後に出るだろう」


 そういうと先輩は帰っていった。

お読みいただきありがとうございました。


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