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プロ野球スカウトは、鑑定スキル(野球ゲームの能力画面が見えるスキル)で優秀なドラフト選手を発掘する  作者: 犬兎ゆん
ドラフト1位の選手を指名したい

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ドラフト会議

 今年のプロ野球ドラフト会議の会場は、東京都港区にある赤坂国際プリンセスホテルだ。


 プロ野球のすべての球団のスカウトが集まる一大イベントだ。


 大阪ブルーローズの控え室には、球団社長、GM,監督、スカウト部長など球団のお偉いさんが、一同に揃っている。


 「お疲れ様です。今年のドラフト会議が始まります。皆様1年間お疲れ様でした。皆様の思いを背負い必ず良い選手を取ってきます。どうぞ宜しくお願いします」


 「お願いします」


 スカウト部長の中川さんの言葉で、ここにいるみんなに気合いがはいった。


 ここからドラフトの会場に向かうのは、球団社長、GM,監督、スカウト部長など球団のお偉いさんだけだ。


 私や岡田君は控え室で、ドラフトの会場の内容をモニターで見る。


 ドラフトの会場に球団のお偉いさんが向かっていった。私を含めみんなで拍手し思いを託した。


 「先輩、もしクジになった場合、誰がひくのですか?」


 「多分、監督だと思う。今日運気あげる為に赤のパンツ履いてきたと言っていた。でもクジになると不味い。家の球団はクジが1番弱い」


 大阪ブルーローズは12球団で1番くじ運がない。直近で1勝17敗、まず当たりを引けない。


 だから1本釣りが理想だ。ドラフトは大学生が人気になりやすく、高校生は人気になりにくい。社会人は1位で指名されるのは大体1人ぐらいで、1番人気がない。


 モニターに、松川選手が映った。たくさんの報道陣の中、監督と校長の間に座り緊張した顔で指名を待っている。


 さあ、指名が読み上げられる。


 「第1巡選択希望選手 東北 滝中順次 21歳投手 浪速商業大学」


 「ここで大学ナンバーワン左腕が出た」


 上原さんが推していた選手だ。


 「第1巡選択希望選手 広島 黒西博 22歳投手 帝王義塾大学」


 「ここで大学ナンバーワン投手が出た」


 「第1巡選択希望選手 千葉 中原穣二 22歳内野手 長谷田大学」 


 「大学ナンバーワンのバッターがここで出た」


 良かった。最近この球団とは指名がかぶり、クジでいつも負けるので、重複した選手はすべて千葉の選手になっている。あと大学ナンバーワンは投手だけでなく、野手も1位で指名される。


 「第1巡選択希望選手 新宿 黒西博 22歳投手 帝王義塾大学」


 「今年のドラフトで、初めて重複しました」


 やはり大学ナンバーワン投手重複するのは、当たり前だ。指名が良い感じに大学生に流れている。


 「第1巡選択希望選手 大阪 松川球児 17歳投手 横波高校」


 「大阪は公言通り高校ナンバーワン投手だ」


 よし予定通り指名してくれた。後はどこの球団も指名しないでくれ。


 「第1巡選択希望選手 名古屋 石原修平 17才外野手 東港高校」


 「ここで石原が指名された。2刀流だがここでは打者での指名だ」


 この球団は昔から地元の選手を取る傾向がある。


 「第1巡選択希望選手 北海道 石原修平 17才投手 東港高校」


 「石原も重複だ。こちらは投手での指名だ」


 この球団は2刀流が好きだ。投手での指名だがおそらく両方で育てるだろう。


 さあ、問題の神奈川だ。


 「第1巡選択希望選手 神奈川 今成祐介 24才投手 トカダ自動車」


 良かった。松川選手じゃなかった。ここの球団は社会人投手の一本釣りを狙うことがあるので、それが今回出て良かった。


 「第1巡選択希望選手 埼玉 黒西博 22歳投手 帝王義塾大学」


 黒西博選手は3球団競合だ。


 「第1巡選択希望選手 文京 石原修平 17才投手 東港高校」


 2刀流のスターも3球団競合だ。


 「第1巡選択希望選手 福岡 佐々岡重信 22歳内野手 マックスフォード大学」


 「これはびっくり、まさかの佐々岡。4年越しの指名だ」


 びっくりする指名だ。会場がざわついた。佐々岡選手は高校ではプロ志願届を出さず、外国の大学のマックスフォード大学に入学し、日本のプロ野球を経由せず直接メジャーリーグに行くと言っていた選手だ。指名が成功しても入団してくれるかはわからない。


 あと1球団だ。重複するなー。


 「第1巡選択希望選手 兵庫 中原穣二 22歳内野手 長谷田大学」 


 「よっしゃーーー!!!」


 私の大きな声は会場中に響き渡った。

 読者様のおかげで第一章を無事に執筆する事が出来ました。


 本当にありがとうございました。


 第二章もどうぞよろしくお願いいたします。


 お読みいただきありがとうございました。


 少しでも先が気になる、少しでも面白いと思っていただけましたら


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