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魔力使いのまったり冒険者クライド  作者: 大野半兵衛


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第45話 アイテムボックス

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 第45話 アイテムボックス

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 ギルマスの指示で、ジョルゴスさんと2人の職員さんがお宝の一覧を作ることになった。

 金塊だけで5t以上あるし、他の品もかなり多い。ジョルゴスさんはチェックと一覧作成に3日かかると言うので、4日後にまた冒険者ギルドに寄ることになった。その間に町で物資の補給をする。

 あと、今回のことで分かったが、高ランクモンスターを多く狩ると30tのマジックバッグでもすぐに満タンになるので、もっと大容量のアイテムボックスを購入するために革物店に向かった。


「こんにちはー」

「いらっしゃ……なんだ、あんたか。返品か?」


 どうやら俺の顔を覚えていてくれたようだ。


「いえいえ、あれ以上の容量の中古アイテムボックスはないですかね?」

「ないな。あれが一番大容量だ」

「そうですか……それじゃあ、100-5のアイテムボックスを作ると、いくらになりますか?」


 容量が100tで時間経過が50日のものだ。


「100-5なら……82,200,000Gだな」


 現在ギルドに預けている金額が70,000,000Gを少し超えた程度だから、足りないな。

 でも、高ランクモンスターを狩れば、20,000,000Gくらいはすぐに稼げそうだから、注文してもいいかも?


「ちなみに、容量無限のアイテムボックスは作れないですよね?」

「作ることは不可能だが、ないこともないぞ」

「え?」

「古代文明の遺跡から発掘されたアイテムボックスが、いくつか容量無限、時間経過完全停止のものがあったはずだ。当然ながら、所有者は国だな。国宝として宝物庫に入れられているから、購入はできないがな」

「そんなものがあるんですね。見てみたいなー」

「噂では指輪型のアイテムボックスらしいな。まあ、庶民では一生見ることはないけどな」

「指輪型……」


 どこかで……って、遺跡で指輪を回収したよな? 9-5のマジックバッグに入れていたから、ギルドに出すのを忘れていたけど、まさかあの指輪が容量無限のアイテムボックスなの?


「どうした?」

「あ、いえ、なんでも……またきます」

「ああ、了解だ」


 俺は市場によることなく、町から出た。そしてジュブレール大森林の中で魔力結界を展開し、魔力フィールド最大で周辺の索敵を行う。


「さて、やってみますか」


 9-5のマジックバッグから指輪を取り出す。


「呪いなんてない。うん、ないんだ」


 自分に暗示をかけ、指輪を左手の中指に通す。すると、指輪は自動で指にぴったりとはまり、しかも見えなくなった。


「ま、まさか……」


 ちょっと心配になり指輪を外してみると、簡単に抜けた。


「呪いではなく、自動サイズ調整……と透明化、ということか」


 もう1度はめてみると、ぴったりと合い透明になった。これなら指輪をはめているとは分からないな。

 試しに手ごろな石を左手で拾い、回収と念じてみる。石がシュンッと消えた。


「おおお、これはアイテムボックスだ!」


 あとは容量がどのくらいなのか、そして時間経過があるのかだな。

 容量は岩などを大量に収納してみれば分かるだろう。

 だが、時間経過はさすがになー。今の職人でも100日くらいの時間停止はできる。


「ま、気長に構えますかー」


 布越しでも石を収納できるか試したら、収納できた。右手に持っても問題なく石を収納できた。

 ためしに、1mほど離れたところから触らずに収納してみたら、できた。


「これは素晴らしいな」


 検証の結果、収納範囲は15mだと分かった。


「これは使用者登録できそうになさそうだから、奪われないように気をつけないとな」


 素手だと心配なので、手袋をすることにした。

 翌日、俺は革物店にいき、革手袋を80,000Gで購入した。店主は連日やってきた俺に、苦笑していた。

 そして俺は再びジュブレール大森林に入り、モンスターを狩りつつ遺跡へ向かった。

 場所が分かっているので、3時間もあれば到着した。

 そして図書室の本を全て収納。


「すげーな、マジで全部入ったよ」


 ここまでくるのに、モンスターを結構狩った。大きなものだと8tくらいのものもいたし、遺跡の中に住みついているメタルトロルも狩った。軽く30tはあるんじゃないかな。

 それなのに本を全部収納してもまだ入る。やはりこの指輪のアイテムボックスは、容量無限なのかもしれない。


 遺跡を出ると、今度はアルファン高地を目指す。

 こっちでもモンスターを倒しつつ進み、いい感じの岩場があった。そこの岩をアイテムボックスに回収していく。


「やっぱりこの指輪は容量無限だな」


 100tどころか300tか500tか、とにかく多くの岩を収納できた。それでも全然限界を感じないのだ、このアイテムボックス。


 そのままアルファン高地で野営をする。

 アルファン高地は空が近いのか、星がいつもより綺麗に見える。

 そんな綺麗な空を見ていると、招いてもいないのに客がやってくる。もちろん、モンスターだ。

 赤毛のゴリラ型SSランクモンスター、グラップラーコングは岩場に生息する巨大ゴリラだ。


「せっかくの星空観賞が台無しだよ」


 グラップラーコングに魔力触手を巻きつかせ、体内に入れて魔力をチューチュー。それでグラップラーコングは動かなくなる。あとはアイテムボックスに収納だ。



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