何が何やら
まーだ冒険には出られない。
そして執筆が遅い
眼が覚めると、知らない天井だった。と言う展開は少し前の漫画ではよくあって正直飽きていたのだが、自分があってみると、新鮮味があるな。
と、普通に暮らしてる限り見る事が無いであろう、ボロボロのシャンデリアと、同じくボロボロの天井を眺めながら俺はそう思った。
「……まぁ最近、寝る時間短かったし疲れが溜まってたんだな。幻覚見てるし。もう一度寝るとしよう」
そう結論付けて目を閉じると、
「寝るなぁーー!!!」
ズドォーンと地響きの様な音と共に空を舞った。
「うわっちょぉおおおおお!!」
揉みくちゃになりながらベットごと壁に衝突した。
何なんだよ!何が起きてるんだよ!
てか、これ俺のベットじゃねぇし!!何この蓋!
ベットにはガラスの様なもので蓋がされており、慌てた俺は蹴り破って外に這い出た。
「いやぁー無事に成功出来てたみたいで良かったわ〜」
「良くねぇよ!つーか誰だよお前…ってあっ!帰り道の変人!!」
這い出た先では、帰り道で怪しげな勧誘を仕掛けて来た女が仁王立ちで見下ろしていた。……見え…ないか。
「込み入った話もあるから、さっさと起きてついて来て」
「誰のせいで這いつくばってんだと…」
ぶつくさと文句を言いながら、歩いていく彼女の背中を、追いかけようと起き上がると普段の目線と大分違う事に気がついた。
いくら成長期とは言え、流石に大きくなり過ぎだ。
思うに軽く2mはあるぞ。それによく見たら俺の体は普段の肉体ではなく、真っ黒な鎧で包まれている。
「いったいどうなってるんだよ…俺様の美しい肉体は何処へ消えたんだ。俺の息子は無事なんだろうか…」
鎧で包まれた局部を撫でながら呟く
「ちょっと、早くしてよ」
「あの、ちゃんと説明してくれるんですかね?」
そして我が愚息は無事なんだろうか
「するから、さっさと来なさい」
おとなしく彼女について廊下らしき所へ出た。
歩くと分かるのだが、どうやら此処はボロボロだが、お城か屋敷のようだ。ただ調度品の類が見当たらないから荒らされた後なんだろう。
ふと、窓から外の景色が見えたのだが、そこには見たことも無い森林が広がっていた。
まぁ変な事が起こりすぎて大した驚きは無いが、少しだけ心が落ち着くのを感じる。
「とりあえず俺が日本にいない事だけは分かったわ」
さっさとあの人に話を聞かせてもらうとしよう。
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彼女に案内された部屋は、何というか生活感て溢れていた。
足元には服やゴミが散らかっていて、踏み場が無いし、シングには洗い物が溜まっている。まるで一人暮らしのOL見たいな部屋だ。
「………あんまジロジロ見ないでよ」
「見られたく無いなら連れてこないで下さい」
「仕方ないじゃん説明出来る機械ここに設置してるんだもん」
そう言って彼女はテーブルらしきものの上にある物を床に払い落としている。
そんな事するから汚くなるのだろうに。
あらかた落とした後、彼女はテーブルらしきものをカチャカチャと弄り始めた。どうやらテーブルでは無く、何かの機械らしい。
「えっと…たしかここをこうして……よしっ!」
そう言ったとたん、機械から光が溢れ空上に映像が流れ始めた。
ホラグラム映像と言う物だろうか?俺の中のイメージとは違って青一色では無いのが残念だ。
「えー、これから君に見てもらうのは、君がだれなのか。どうして連れてこられたのか。ここが何処なのかを説明した物です。私がと〜てっも時間をかけて作った物なのだから、心から感謝して見るように!はい、拍手!」
なんと恩着せがましい奴だろう。まぁ説明してくれるのならいいや。
俺はわざと嫌そうな顔をしながら拍手を送った。




