キラリティ分離(強引)
実際には作者が四苦八苦して原理を考えているのでクタクタクタクタと頭が煮えてしまいそうです。
エイダ任せで悪いけど、前回のお任せした仙桃解析、可読化と易読化はしてくれない?
「かしこまりましたマスター。まずは幻想物質と通常物質の変換器をお見せします。」
変換器内には3つの箱がある。
①通常物質⇄幻想物質にギリギリ変換しない程度の超高エネルギーが蓄えられた箱。
②通常物質がギチギチに詰められた箱。①の超高エネルギーに晒されている。
③空の箱。ここにエネルギーは晒されてない。
この変換器、ぶっ壊したら地球どころか宇宙くらい平気で破滅しそうだ。
「問題ありません、マスター。これは他宇宙から借りてきたエネルギーなので返還義務があります。我々のプロパティ変更は未来の前借りをしているので、ほぼ同等と言えるでしょう」
しばし観察していると、②の箱から、トンネル効果で通常物質から幻想物質に相転移した粒子が現れた。
「仲」が悪いので自発的に③の箱に入る。
はぇー。分かってみれば単純。
②の箱に幻想物質を入れれば③に通常物質が貯まるわけだ。時間効率は悪いけど、収率100%なのは流石だね。
普通こう言うキラリティ分割って難しいのにな。強引に分離精製出来るんだ。
「仲の悪さをキーにしてますからね」
すっごいなあ。
キラリティについて説明しておこう。
6面体サイコロは分かるかな?普通の奴。
1の裏は6、2の裏は5、3の裏は4の立方体だ。
ここから2種類サイコロが出来る。
上を1、東に5で固定すると
「天一地六東五西二南三北四」
「天一地六東五西二北三南四」
の2種類が出来る。サイコロなら目視で分別できるな。
化学物質だとこれをなんとか自動化するの大変なのだ。だいたい合ってる癖に動物はどっちかしか使わないから、合成した半分は無駄だったり毒だったりするんだもの。
今回は勝手に分離するから楽だった。
何年も考えてたのが解けるのって楽しいなあ。




