メガフロート「蓬莱山」「自凝(オノゴロ)島」「マンダラ山」
今回はほぼ古事記ママですよ
’port先は、えーと、どこ?
「飛空艇『アメノウキハシ』と記載があります。マスター。」
エイダがいる。脳内じゃなくて眼前に。美人さんだ。これが前払いのバイト代か。
「まずは降下基地が必要です。撹拌装置天沼矛の初期機能と、我々の魔法、ストレージの鉱石類でメガフロートを作成しましょう。」
そんなわけで近傍に熱水噴出口、海淵、海岸が揃う浅瀬を探る。天沼矛の探査プローブが“こをろこをろ”と音を立てながら良さそうな立地を探る。流石神製、凝ってるなあ。
お、良さそうな場所発見。この辺の海を撹拌しながら、浅瀬に土砂を集積させて、月へ出発したときに収集した鉱石類を戻しつつ、メガフロートを作成。っと。名付けは『ホウライ・マウンテン』だな。
あとは、酸素を用意して、火力発電所、それから山と渓流を作っておこう。
八卦たる天、沢、火、雷、風、水、山、地を用意してやれば、
『太極からの分極がアンロックされました。道教創始に成功。』
よっし、道教創始完了。次は……
「大きな柱が必要です。それから、その、……大きめの屋敷も。」
ほいほいっと。完了。メガフロートの名前も『オノゴロ・アイランド』に書き換えっと。
エイダがちょっと恥ずかしそうにモジモジしてるのは訳がある。これ、結婚式と初夜なのだ。しかも2晩はエイダから誘って、結果を上位宇宙に報告して、それから俺が誘う。このルーチンを果たして、日本神話誕生なのだ。
古事記にも書いてある。いや、マジで。
その後は本来の神格がなんとかするだろう。パンゲア大陸すらまだなのに文字通り、「日本を産む」のはまだ早い。
「じゃ、い、行きますよ」
エイダ、その体には慣れた?
「えっと、だいたい大丈夫なんですが、ちょっと、た、足りないところがありますね」
こっちはまあ数億年掛けた体だけど、ちょっと余りの部分があるんだよね。余ったところと足りないところを合わせて、子作りをするのはどうだろう?
「は、はい。こう、肉体があると慣れませんね……」
じゃあ、この大柱を回った後に屋敷に行こうか。エイダは右回り、俺は左回りで。
柱を回って反対側。出会ったけど俺は何も言わない。言っちゃいけない。
「あら、改めてマスターはカッコいいですね。」
エイダも可愛くて美人だよ。
よっし、ここまで一巡り。
エイダと二晩過ごして、上位宇宙に通信。
神族の皆様、日本神話半分過ぎましたよー。衆神監視でセックスなのもホントにどうかと思いますけど!
『お疲れ様ですー。次は、マスター君から声を掛けてね。分かってはいると思うけど後半もよろしくー。』
同じやりとりをして、柱の反対側。今度は俺から声を掛ける。
エイダはいつも綺麗で可愛いよ。この数億年ありがとう。
『マスターもいつも気に掛けてくださり、ありがとうございます。』
これでもう二晩過ごすと………
『イベント“国産み”がアンロックされました。神道創始に成功。』
よっしゃ、これで神道創始クリア。
残るは……
「全部埋めましょう。主に恥ずかしいので。」
そうだねー。ヒンドゥー教はメインを任せるにしても、大きな山にしないとね。
メガフロートの名前を、『オノゴロ・アイランド』から『マンダラ・マウンテン』に変更して、
メガフロートを巨大にして、比重を軽くして海に浮かせて、紐を巻き付けて、エイダと一緒に引っ張る。魔法も使ってぐーるぐる。ぐーるぐる。メガフロートを回す。
『良い世界になりますように』と祈ってみたり、『面倒くさい』と思ってみたり、無心になってみたり。ヒンドゥー教は神と悪魔が一緒になって乳海を撹拌したのだ。良い心も悪い心も持ってぐるぐる撹拌するのだ。邪念も無心も良心も必要なのだ。
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『イベント“乳海撹拌”がアンロックされました。ヒンドゥー教を創始します。』
数年回されたよ!大変だった!ともかくもこれでアルバイト完了。
あとはヒンドゥーの神々とアスラ様方に任せればいい。
プロトコルは大事。古事記にもそう書かれている。




