卒業 Ⅲ
準備
ルア「ソウ~?こっち持って~」
ソウ「ちょっと待てよ~!今これ運んでから~!」
ナノア「ルアちゃん?手伝います!」
ルア「ナノちゃんぁあ!ありがとう!」
赤い大きな台を二人で運ぶ。男の手も借りたい。
ナノア「ルアちゃん、この台なんか下の方埃だらけですよぉ?」
ルア「え~? ああ!汚い!」
ソウ「あ!拭くから!ちょっと待ってて!」
ナノア「あー!重い重い重い~~!」
ルア「ソッソウ~・・・早くー・・・・」
ナノア「手が~!」
ソウ「はいはいはいはい!!これ!拭くからぁ!」
ゴシゴシゴシ・・・
台についていた埃もきれいさっぱりなくなった。
ルア「ふぅうーー。ソウ!!」
ソウ「ひぃぃぃぃ!って!俺の責任!?」
アン「ナノアーーちょい手伝って~~」
ナノア「うん~!」
最近ナノアはクラスメートのアンと仲がいい。
実はアンはハーフなのだ。
そして、今汗だくになってしている行動は【卒業式の準備】なのだ。
およそ4分の2まで仕上がっている。
あと半分だ。
ソウ「いってえええええええええ!!!!!!」
ルア「ソウ!大丈夫!?」
イスを5個一気に持ち上げるから罰だ。
ルア「無理しないでよ~?もう~」
次はモップを持ちながらソウに問いかけてきた。
ルア「ねね。前、話あるって言ったじゃん?あれなに?」
前話の最後の部分にナノアとルアを呼び出し、ソウは話があるって言ってたけど、そのあとチャイムが
鳴って結局話が聞けなかったのだ。
ソウは頭の先からつま先までビリリリ!っと何かが張り付いた。
ルア「何?教えてよ。」
ソウ「えっ・・・あっ・・・お・・・」
先生「ソウさんー?ピアノ運んでーー」
ソウはラッキー✩な顔をして先生に向かって「はぁーい」と丁寧な返事をして駆けて行った。
ルア「あのバカ!」
ドン!
ガン!
やっとやっとできた!卒業式の準備は完成だ!!
あと5日・・・
思い出に残るよう頑張ろうっと!
続く・・・・




