7月31日(金)「バレル作り」
おはよう世界。今日こそは銃作りできる。恒例の補習は金曜で終わりだったのだが、風邪のおかげで休めることになった。これで作業時間に余裕を持てる。
昨日の大遠征の収穫により、工具を入手できた。でもこれだけでパイプを切断するとなると不安だ。よって「開かずの間」も探索する。
我が家は風呂トイレキッチンリビングの四部屋しかないと言ったが、厳密には開かずの間もある。そこは小さな倉庫となっていて、お母様から立ち入り禁止にされているのだ。
重たい引き戸を動かす。あまりにも埃っぽい空気に咽せる。そこにはお母さんのものと思われる服や靴、お父さんのものらしき本の山、私が幼稚園のときのおもちゃが積み上げられていた。なんだか懐かしい気持ちになる。
とにかく面白そうなものを手に取ってみる。この本なんてどうだろうか?ヤニの匂いが染み付いているのでお父さんのお気に入りだと伺える。ページを捲ると裸の巨乳お姉さんの絵が見えた。そっと閉じた。
足場が無い中、工作に使えそうなものを回収していく。幸運なことにでっかいペンチを見つけた。これで切断を試してみよう。
ペンチにパイプを挟み全力で押し切る。全体重52kgをかける。デブと言うな。これでもBMI21の標準体型だぞ。……よし、パイプに傷を付けることに成功した。この調子でゴリ押そう。
一時間近くペンチで傷をつけまくった。ペンチの使い方絶対間違ってる。
パイプを段差に乗せ、傷ついた部分から先を段差から突き出させる。そこを思いっきり踏みつける。メキメキと音を立て、パイプがぱっきり分かれた。最後につながっている所を捻じ切る!切断成功だ。
工具箱にあった方も、開かずの間で見つけた方のペンチも使い物にならなくなった。二つ用意してよかった。
これでパイプをガスバーナーの着火部に装着し、バレル(銃身)ができた。試しに火をつけてみるとパイプの先から火がボッと出た。次は火薬の準備だな。
もうじきお母さんが帰ってくる。教科書を広げて、勉強をしている風に装い待機しておく。これにて五日目の報告を終了する。




