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Element  作者: Umi.@レモン大好き
#2 『クラス内班対抗合戦』について
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#2-8 流サイド

そして豚カツを食べ終え、現在。

『料理』の方は、大丈夫そうだったので、次に僕達は『Eスポーツ』の分野を特訓することになった。とはいえ、その種目をするのは、暁のみなのだが。


「滅多にこういった所来ないから、なんか緊張するなぁ…」


久し振りに訪れた近所の大型複合施設に、ノギは少し身震いする。それもそのはず。

今日は土曜。土日のうち月に数回、非常時に備えて、班ごとに交代制で寮に留まらなくてはいけないのだ。けれど、今週その役割を担った班は、僕達の上級生の班だった。その為、僕達は晴れて自由の身となっている。だが、どうやら成川班はインドア派が多いらしく、休みの日であっても、こうして外出することは早々無かった。


「ゴメンな、ノギ。だが、冬山羊先生いわくこの施設にあるゲームコーナーを借りて、競技を行うらしいからな。少し、試しておきたかったんだ。」


一歩前に出た暁は、早速ゲームコーナーに足を踏み入れていく。

そこには、普通の一般家庭には無さそうな機械達が、見事に配置されていた。ちなみにここが作られた原因は、本格的な『Eスポーツ』に関心を持って貰うために、家電会社が独自に開発したシューティングゲームを此方で遊んで貰おう、的なものらしい。その特殊性から、何回かニュースの特集にもあったそうだ。


「ねえ、当日やるゲームってコレでしょ?」


良が、シューティングゲームの機械を指差す。 


「そうそう。ここにある機械を、選手は俺含めて五人だから…五つ使うんだ。」


暁はそう言いながら、近くのゲーム機の前に座る。


「流、ノギ、あと麗美さんと藍沢さん。良かったら、俺とゲームをしてくれないか。俺、こういう系のゲームは初めてだし、せっかくだから皆でやろうと思って。」


「うん、良いよ。」


僕達は、他のゲーム機がある所に座る。目の前には、大きいパネルとキーボード。ゲームコーナーは照明が暗いため、液晶の明かりがとても目立つ。


「ルールは何だろ…」


取りあえず、近場にあるガイドブックを読んでみる。そして分かったのが、このゲームはシューティングゲーム…FPSの個人戦用のゲームだということ。相手に撃たれたらその時点で脱落。最後まで生き残った者が勝利。単純そうなルールになっている。


「これ、家電会社凄くない?なんか、クオリティたっかいんだけど。売っても良いレベル!」


他のゲーム機が置いてある席に座った良が騒ぎ立てる。だが、僕も内心同じ気持ちだ。正直、独自に開発したゲームがここまでしっかりした物だとは思わなかった。これなら、少し売れるように細工をしたら、すぐFPSとして売れるのではないだろうか。


「…まあ、取りあえず始めよう。」


目の前にあるパソコンを、他の皆と接続した後、早速ガイドブック通りに武装などを選択してみる。


「え~っと…難しい…」


戦闘を行う前、一分ほど武装をする時間が与えられる。まあ、防具と武器を選ぶだけなのだが…しかし、このゲームは恐らく、武装によってかなり難易度が変わってくる。


「やっぱり基本のライフルなのかな…?ピストルもあるけど…なんか、見た感じ使ったときに何かしら自身に影響があるらしいな。」


現実世界での弾の補充を真似ているのだろうか。一回撃った後、しばらく撃てないという銃もあった。


「ええい、もう適当だ!適当!」


暁以外の皆はやけになり、基本の武器&基本の装備でゲームに臨んだ。やがて、暁も「…うん」と呟いた後、設定完了のボタンを押す。


そして、画面はゲームの世界に入っていくのだった。



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