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 食べられました

 うぅ、色々な所が痛みます

 痛感しました

 オスカー様はドSです

 優しさもありましたが、その……激しかったです

 というか、


「色仕掛けは嫌いじゃないの?」

「興味のない相手にやられたら嫌だよ?」


 え、後ろから声が……

 気のせい、気のせいです

 オスカー様の声なんて聞こえません

 後ろからお腹に手などまわされておりません


「クリスは私に嫌われたくてあんなことをしたんだ?」

「ご、ごんなさいぃぃぃ」


 本能的に謝ってしまった


「なるほどね

 昨夜は話を逸らしたくてあんなことをしたのかと思ったけど、嫌われたかったからだとは思わなかったよ」


 ……話を逸らす目的もありました

 といいますか、気づかれてた!?


「ん?気づいていたよ

 あからさまだったしね」


 う、うぅ


「さて、いい加減諦めたら?

 何を言いたくないのかは知らないけど、そんなにも隠されたらむしろ気になってしまうよ」


 そう言われ、私はもうオスカー様に全てを伝えるべきなのか悩んだ

 確かにこの方は私が話すまで暴こうとし続けるでしょうし、諦めるべきなの?

 でも、信じてもらえるのかわからないし…

 そこでオスカー様が私の悩みを見透かしたように話しかけてきた


「私たちはもう夫婦になるんだよ?

 私はクリスの事を信じるから、クリスも私のことを信じてよ」


 夫婦……そうですね

 私は逃げられませんでしたからね!

 オスカー様に捕まってしまいましたからね!


 でもそっか、私がオスカー様のことを信じられていなかったのか

 かってに、信じる訳ないと決めて言おうとしなかった


 ……うん


「信じます

 オスカー様のことを信じます

 だから、私のこと信じてくださいね?」


 私は一応、信じられないと思いますが、と前置きをして、前世の記憶の事、この世界が乙女ゲームの世界なこと、ゲームは既に終わっていること、などの全てを説明した


「前世、ねぇ」

「信じられませんよね」


 私は、訝しむような声を出すオスカー様に返事をした


「まぁ、簡単には信じられないね」


 ですよね!


「でも私は信じるよ」


 ……え?

 今この方、信じるって言った?


「さっきクリスの事を信じるって言ったし、それにクリスは急に人が変わったかのようになってしまったから不思議に思っていたんだ」


 そりゃ、中身が変わったようなものですからね

 と、私は心の中で返事をした

 実際はただ前世を思い出しただけですが、どちらかというと私の意識は前世の方に引っ張られていますからね


「だから、それが前世を思い出したという理由なら納得がいったよ

 あとは、おとめげーむ、だっけ?

 それはどういうものなの?」


 この世界、輪廻転生は知られているけど(信じられているかは別)乙女ゲームは知られていない

 まぁ、当然だよね

 乙女ゲームの世界に乙女ゲームがあったら意味わかんないよね

 ということなので、乙女ゲームとは何か、をオスカー様に説明した





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