chapter730 殲滅作戦!
「それで僕が何者か聞いて来たから、まずここはどこなのか答えて貰おうと思ったんだけど……」
白衣の中にいたリーダー各の男が言って来たそうだ。
『実験動物は口答えするな。こちらの質問に答えれば良い』
偉そうなうえ、気に食わなかった。
これだけだったら、受け流したが、ある一言を男は告げる。
『貴様の体内には爆弾が仕掛けられている。生殺与奪はこちらが握られている』
そう言ってリモコンを出したそうだ。
だが、それは悪手だった。
その言葉はユウナにとって許せない一言。
「何か人質なり、弱みを握って命令を聞かせようとする奴はさ、死んだ方が良いんだよ」
「……」
「ん」
圧が漏れ、少し険呑な雰囲気になったユウナに、少しだけ怯むレイリ、それを庇うようにするクインを見て、ユウナは圧を引っ込める。
「ごめんごめん。思い出したくない事が幾つも思い出されて」
「ん。ん?」
気にしないで、続きを、と言うクインにユウナは説明を再開する。
「だから、全滅させる事にした」
「!?」
即断即決。
幸いにもこの体はかなり優秀だったからこそ、出来た芸当だった。
******
そうしてユウナは修羅となり、戦いへと体を切り替える。
まずユウナは白衣のリーダー格に急接近。
意識の隙間を狙い、特殊な歩行を使って、間合いを潰す。
気づけばコマ落としのように前に人がいるのだから、一流の戦闘者でも反応出来ない彼女の歩行。
『!?』
『遅い』
戦いの素人はリモコンを持つ右手を、リモコンごと握りつぶされ、貫き手で心臓を潰され、断末魔も漏らせず絶命。
そして、次に柄の悪そうな奴ら……雇われた半グレを狙う。
『違う体だけど出来た』
ユウナ身体操作の一環で、両手の爪を伸ばし、頸動脈を斬っていく。
数人絶命した段階で、リーダー格の屈強な傭兵が反応する。
『! お前ら……ぼーっとするな! 殺せ! 応援も呼べ!』
その声に生き残った半グレ達がその指示に従おうとする。
だが……
『指示を受けてから動くな』
『ヘブゥ!!』
『ポ!?』
応援を呼ぼうとした奴の頸椎を圧し折り
『使い方を知らないなら貸して』
『へ……』
近い奴から大振りの鉈を奪い。
『お礼に楽に殺してあげる』
『!?』
首を刎ねた。
そのまま殺して殺して殺していく。
ほぼ全員瞬殺。
唯一リーダー格は秒持ったが、それだけ。
数分もしない内、辺りは命だった者が転がり、白衣と護衛は全滅した。
【TIPS:ユウナ】
(#ー#)<コイツってもしかして……?
(・▽・)<まあ前振りとかで気づいている人も多いと思いますけど。
(㈩*㈩)<“■■”って通り名が一番有名。
(#ー#)<やっぱしな。
(㈩*㈩)<もしくは“怪物”とか、“常勝不敗”、“最強無敵”って呼ばれた人。
(#ー#)<そんなに強いのか?
(・▽・)<ええ。桁が違います。しかも戦いで進化・適応していくので、
(・▽・)<長期戦だと手が付けられない。短期戦でも地力も高いから潰されます。
(・▽・)<しかも冥刀二本持ちでそれに拍車を掛けてた。
(#ー#)<二本?
(㈩*㈩)<実は一本はもう出てる。もう片方は解説でやったかもしれない。
(#ー#)<アイツどうやって勝ったんだ?
(㈩*㈩)<色々あって弱体化しているのを、本気を出す前に潰した。




