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前回から12日?ふざけんな!遅すぎだろ!
ごもっともです。いろいろと重なってたんですよ。忙しかったんです。
気を取り治して、今回のセリフは多少自分の解釈というか、想像というかが混じっております。リアルに似せようと頑張った結果です。
俺は一般的であろう家庭の長男に生まれた。
家族も普通で父母姉俺の四人だった。
家は食堂を営んでいて、学校から帰ったら直ぐに手伝いをやらされた。
しかし、ある時今まで多少は繁盛していた店にだんだんと客が来なくなってしまった。
お陰で収入が無くなり生活は厳しいものとなった。
父は前から酷かったギャンブルに更に引きずり込まれた。
母は浮気を始めた。
まともだったのは姉だけだった。
そう、まともだったのは姉だけで俺もおかしかった。
回りの視線が痛かった。
金が無く、洗濯も髪を切るのも出来ず、日に日にみすぼらしく成っていく俺たちを哀れんでいるのか、汚くなった俺たちをゴミのように見ていたのかは分からないが、とにかく辛かった。
ストレスは溜まる一方で減ることはなかった。
ある時、俺が歩いていると後ろから声が掛けられた。
「あなた汚いのね。見苦しいから消えてもらえないかしら?」
「……………は?」
「聞こえなかったのかしら?消えてと申しているのです」
話し掛けて来たのは、良さそうな所の制服を纏った女子高生だった。
何故そんなことを言われなければならないのか、俺には分からなかった。
ただ、ムカついた。頭にきた。
見返してやりたかった。
俺は汚いかどうかの前に男だ。
女、ましてや子供に負けるはずがない。
ちょうどよく近くに人が寄り付かない路地がある。
まずは無害を装い近づく。
「何かしら?そ、それ以上近寄らないでください!」
ふっ。所詮はガキ、狼狽えてやがる。
ガキは後ずさり始めたがそれを越える速さで歩き、追い抜く。
「へ?………ぐっ!?」
その瞬間、振り向きガキの小枝のように細い首にアームロックをかけて路地に引きずり込む。
ガキは驚いて声をあげようとした。
なので口を塞ぎ、しっかりと押さえた。
奥まで連れていき、転がした。
これで助けは呼べない。
さて、どうしたものか。
「あなた、こんなことをしていいと思ってるの!?」
「ああ?うっせえ、黙ってろ」
「黙らないわ。何の目的で………」
「あー。うるせえってんだろ!」
ガキの無防備で柔らかそうな横っ腹を蹴りつける。
「ふうっ!?……うう、はあ……はあ。げほっげほっ」
案の定、足はしっかりと食い込み、ガキを悶絶させた。
と思ったら吐きやがった。
汚っねえな。
でも、気持ちよかった。
感じたことのない快感を初めて感じた。
更に転がって腹を押さえているガキに向かって拳を降り下ろす。
完璧に首を捉え、その耐久性の欠片もない気管もろともへし折った。
ゴキリという音と手に残った砕く感触が、またなんとも言えない気持ちにした。
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「ほらほらほらぁ!喚けっての!」
「………」
「なんで泣かねぇんだよお!」
さっきから黙っているので男がわめき出した。
蹴られることにも、踏みつけられることにも慣れた。
しかし、厄介なことに口から血が溢れ出て呼吸がしずらい。
そして瞼が重くなってきた。
意識が全てを置き去りにし、どこかへ消えた。




