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その後、後藤のパーツは順調に機能が復帰して、ほぼ修理が終わった形になった。
「参りましたよ、お嬢さんには…。我々が直せなかったものが一瞬ですからね。大したものだ…」
あの但馬が絶賛している・・と、保は遠目に見て思った。
『いえ、それほどでも…』
沙耶は謙遜した。
「さあ、昼にするか! 君達」
山盛教授が、はつらつとした声で言った。
その声に、全員の手が止まり、背伸びをしたり、白衣を脱いだり、あるいは首を回したり…と、それぞれの動きをしだした。そして、それぞれの昼食となる。それぞれとは、コンビニお握り2ケ+カップ麺の後藤、愛妻弁当の但馬、外食の山盛、そして、沙耶が今朝、作ったサンドイッチ+水筒入りミックスジュース+簡易ハンバーグの保だ。
「沙耶さんは食べないんですか?」
愛妻弁当を美味そうに頬張りながら但馬が訊ねた。
『私ですか? …ちょっと、お腹の調子が…』
「あっ! ああ…昨日の…」
但馬は沙耶が陥った昨日のトラブルと早とちりで関連付けた。
『ええ、まあ…』
沙耶もここは…と、適当に暈した。




