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 保は二人の行動を遠目で見ながら、俺の出番かな…とは思ったが、横にいる但馬が気になった。余計なことで介入し、また但馬の面子メンツそこねては…と思えたのだ。だから、まずはからめ手から入ろうと結論を出した。

「但馬さん、どうだったんですか? あのあとは…」

「んっ? ああ…。どうも修理が上手くいかなかったようだな…」

「但馬さんならOKなんじゃないですか?」

「ははは・・まあ、なあ…」

 但馬はヨイショされ、気分がよくなった。

「やって下さいよ。後藤じゃ無理ですよ」

「…そうだな」

 但馬も沙耶が見ている手前、恰好よく見せたかったのか、いつもの但馬ではなかった。

「じゃあ、少し見てやるか。どれどれ…」

 渋々、重い腰を上げると、但馬は教授と後藤がいる場へ向かった。保はそれを見ながらシメシメと舌打ちした。そして沙耶にウインクした。沙耶にも二人の会話は聞こえていたから小さく笑った。笑い顔に違和感はなかった。

 保には、もう一つの期待がある。というのは、出来ればトラブルが再発し、強力電磁波が放出されないでもないからだ。首尾よく但馬が、ちょっかいを出し、トラブれば、これはもう、御の字に尽きる。

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