表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/310

-67-

昨日きのうならここで後藤が来る・・と保が思っていると、案の定、アフロ頭を揺らして、後藤がドアを開けた。ただ、昨日と違ったのは、その後ろから同時に山盛教授が入ってきたことである。

「いやぁ~、珍しく後藤君と入口で鉢合わせしてね。おっ! もう大丈夫なんですか?」

 いつもの教授の欠伸あくびがないぞ…と、保は思った。

『はい! 昨日はお騒がせしました。もう、すっかり元気です…』

「そうですか。それで、もう一度、ご見学を?」

『はい。お邪魔かとは思ったんですが…』

「いやぁ~、機械工学が好きなお嬢さんは少ないですから…。まあ、ゆっくり、見てって下さい」

『ありがとうございます』

 今のところ会話には何の問題もないぞ…と、保は沙耶と教授の会話を聞きながら、チラ見して思った。保が座る机の前にはパソコンが置かれている。それを操作している保だが、沙耶の観察のため手指の動きは滞りがちだった。昨日、保が帰った後の研究室では、焼け切れた後藤のパーツの修理に齷齪あくせくしたが、結局、教授と後藤では元に戻らず終いでジ・エンドとなったようである。だから、教授と後藤コンビは、また、どうのこうのと言い合いながら、その部分の修理を続けていた。検知メーターの予備はあったからいいとして、ローラー部の焼け切れパーツの修理は困難を極めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ