表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/310

-28-

「取消しだっ! ああ、気分が悪い!!」

 吐き捨てるようにそう言うと、男はふたたび足早やに店外へ消えた。沙耶は男の残した名刺を不思議そうに見ながらバッグへ入れた。

『おかしい人。ほんとのことを言っただけなのに…。言葉には、確かにそう書いてあったわ』

 沙耶は席を立つと店を出た。

『そうそう…保が待ってるかしら』

 実は、この一件が波乱万丈の幕開けなのだが、沙耶はそのことを知らない。それは、彼女? の感知機能を超越した運命の悪戯いたずらだった。

 保は交番からトボトボとモンタナの店前まで戻ってきた。そこへエルドラドを出た沙耶がやってきた。二人は反対方向から接近し、ばったりと出食わした。

「沙耶! 勝手に…。どこへ行ってたんだ!」

 保は少し怒れたが、極力、落ち着こうとした。

『ごめんなさい! ちょっと変な男に出会ったの…』

「変な男?!」

『そう。私をモデルにどうかって。…勧誘よ』

「なんだ、そうだったか。…で?」

『で? って、それだけよ。保の了解がいるからって言ったら急に怒りだしてさ』

「んっ? なぜ? 何か言ったか?」

 保は沙耶の言葉が少し気になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ