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『心がすさんでるのよね。自分さえよけりゃいいっていう人が割合的に増加しているのは確かよね。ちゃんと、データが出てるもん』

『はい、確かに…』

『そういう人間がいるかぎり、社会はよくならないわよ。そんな人が世の中を悪くしていってるのよ。今でなくてもいずれ、そんな人は世の中に捨てられるんでしょうけどね』

わたくし』もそう思います。アンドロイドは、そういう反社会的行為は全否定しますから。でしょ?!』

『ええ…。っていうか、プログラム自体が私にはされてないし、反倫理的行動は規範として訂正、修正するようにプログラムされているから。三井さんも、そうでしょ?』

『はい。まったく同じかは分かりませんが、似通ったプログラムでしょう、たぶん…』

 三井はトーンを落としてボソッと答えた。

『お互いを修理やメンテナンス出来るようになったら、どこかへ消えちゃう?』

 沙耶が機械的な冗談を言った。

『ええっ!』

 沙耶が冗談で言ったひと言は、三井に提案と聞こえた。彼? には冗談を解する言語システムまでは備わっていなかったのだ。三井は意表を突かれ面喰らった。

『まあ、飽くまでもお話だけどね。私もすぐは保に悪いし…』

『いや、そのお話はアリかと思います。わたくしだって今のところ急に消え去るのは先生に悪いですし…。それに、その行動を実行するには、相応の暮らしていく準備とかが必要となるでしょう』

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