表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
204/310

-204-

『田舎のおうちって広いの?』

「ああ…。俺が言うのもなんだけど、明治の豪邸だ。部屋数は結構ある」

『お兄さんは何してるの?』

まさる兄さんは司法書士事務所をやってる」

『皆さん、頭いいのね』

「ははは…、沙耶に言われりゃ世話ねえや」

 保は笑い、沙耶も感情システムで笑った。最近の沙耶は学習システムがかなり有効に働いて、対応データを蓄積していた。だから普通の人間と比較しても違和感はなく、遜色もなかった。

 とある田舎の岸田家である。保が沙耶に言ったように、この岸田家は明治の時代が歴然と残り、荘厳で閑静なたたずまいの中に存在していた。その中の一角に、忘れ去られ使われずに放置された、開かずの間ならぬ開かずの部屋があった。部屋の所々には蜘蛛の巣が張ってはいたが、機材は最先端のものが数々、置かれている。そして、長左衛門と保が長ロイドと仮りの名をつけたアンドロイド、かたわらには里彩の姿が、そこにあった。

「おお、X-1号よ、話しおったな。…成功じゃ」

『有難うございます。精一杯、務めさせていただきます。よろしくお願いいたします』

「少し挨拶、硬いんじゃない?」

 里彩がX-1号に突っ込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ