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「どう思う?」
『んっ? …なにが?』
「長左衛門とその手下だよ」
『ああ、そのこと。どう? って?』
「だから、このままスンナリ田舎へ帰るか、ってことさ」
『そりゃ、帰ると思うわ』
「ふ~ん、そうなのか…」
保は少し危険が遠退いた気がした。なんといっても沙耶の予測システムは100%の精度を保持するのである。沙耶の言うことは、ほぼ確定に近かった。この確率は選挙速報の当確より、はるかに正確だった。
「それとさあ~、じいちゃん達、沙耶と俺のことどう思ってるんだ?」
『そちらは…50、50ってとこねっ』
「って、俺と沙耶が怪しい関係ってか?」
『そうじゃなくって、私が友達の従兄妹ってことよ』
「半分方は信じてんだ」
『いえ、それも、そうじゃなくって、全然、興味がないっていう50』
「なんだ、そうなのか…」
保は、ガックリした。田舎で沙耶のことを余り話されたくはなかったのだ。
『それよりさあ~。私の仕事、何かない?』
「自由業以外はなぁ~。沙耶は本来、この世に存在しないんだからさ…」
『戸籍とか?』
沙耶が社会常識のデータを分析してで訊ねた。




