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『はいっ!』
沙耶の素直な返事は人間的で、若い女性としては、なんの違和感もなかった。保は両脚のスイッチをONにした。
「よし! とりあえず何周か回ってくれ。あとは君の自由に任せる!」
「分かりましたっ!」
答えると同時に保は動き出した。最初の一、ニ歩は自力ながら、それ以降はペルトコンベアの上に立ち、流れる要領で両足が勝手に進んでいく。保は、こりゃ、楽でいいや! と思えた。そしてもう一つ、ふと浮かんだのは、アンドロイドと同じで、障害者や介護者に有効なのではないか…という素朴な思いだった。もちろん、その有効性は全てではなく、一部の障害者や介護者に限定されるかも知れないのだが、それにしても少しは役に立ちそうに思えた。
最初の一、二周はバランスを取るのが難しかったが、馴れると自由に補足機を操れるようになった。足指で制動の意思を示せば、機械は理解して反応し、スピードを緩めた。これはもうある意味でスケートボードやスノーボードのようなスポーツ感覚だ…と保は思った。
教授が言ったように二、三周、体育館の板フロアを流れたあと、保は自由に動き始めた。右の方へ進もうと少し足を傾ければ自然と右へ進る。丁度、スキーやスノーボード板で雪の上を滑る感覚である。直滑降なら真っ直ぐに、斜滑降なら左右へという塩梅だ。保はスキーやスケートは幾らか出来たから、滑っている感覚だった。 最初の一、二周はバランスを取るのが難しかったが、馴れると自由に補足機を操れるようになった。足指で制動の意思を示せば、機械は理解して反応し、スピードを緩めた。これはもうある意味でスケートボードやスノーボードのようなスポーツ感覚だ…と保は思った。
教授が言ったように二、三周、体育館の板フロアを流れたあと、保は自由に動き始めた。右のへ方へ進もうと少し足を傾ければ自然と右へ進める。丁度、スキーやスノーボード板で雪の上を滑る感覚である。直滑降なら真っ直ぐに、斜滑降なら左右へという塩梅だ。保はスキーやスケートは幾らか出来たから、滑っている感覚だった。




