第88話【裏】
前回のあらすじ
何とかシェルターに辿り着けた
宝城が起き上がる少し前。
『くっ・・・これは・・・』
瓦礫の中に埋もれていたが怪人になる事で難を逃れていた夢宮。
『何とか助かった、と言う事か・・・あ、そうだ他の人は・・・』
確認する夢宮、夜目が利くので宝城と氏家の生存は確認した。
スタッフは絶命していた。
『・・・・・とりあえずシェルターに向かうか』
自分の無力さにはがみしながらシェルターの方に向かう夢宮。
しかしそこは瓦礫で埋まっていた。
『とりあえず瓦礫を撤去するか』
思い切り瓦礫を殴りつけ瓦礫を破壊する夢宮。
当然、ドゴンドゴンと音が廊下内に響く。
そして後ろに気配を感じる夢宮、すると後ろには氏家と宝城が!!
「何今の!?」
「!!」
銃を取り出す氏家。
夢宮は面倒な事になりそうなので咄嗟にさすまたの様な甲殻を造り出し
宝城と氏家をさすまたで地面に固定したのだった。
宝城と氏家を止めた夢宮はシェルターの前に戻り
ガッ!!ガッ!!と瓦礫を砕き始めた。
「何、何何!?」
「くっそおおおおおおおおおおおお!!」
パニックになる氏家と宝城の声が聞こえる。
急がないと不味いと感じた夢宮は作業を早めて
シェルターの前の瓦礫を粗方撤去し終えた夢宮は人間の姿に戻って何食わぬ顔で
二人の前に現れた。
「あ、良かった、二人共いたんですか!!」
「ば、バイト君!?」
「これどってえええええええええええ!!」
「分かりました!!よいしょ!!」
さすまたを地面から引っこ抜いて宝城と氏家を解放する夢宮。
「助かったぁ・・・」
「あ”り”が”ど”う”!!」
「どういたしまして・・・それよりも早くシェルターに行かないと!!」
「待って!!何か見なかった!?」
「何かって?」
「人型みたいな・・・」
ドゴンっ!!と揺れて天井からパラパラと砂が落ちて来た。
「とりあえずシェルターまで急ぎましょう!!」
「そうね!!話はシェルターに行ってからにしましょう!!」
三人はシェルターまで必死になって走った。
そして夢宮が自分で退かした瓦礫の山とシェルターの前に来る。
「助かった・・・瓦礫で塞がっていたら如何しようかと思った」
「・・・そうですね」
三人はシェルターを開けて中に入って行った。
以上が前々回から前回の裏で起こっていた出来事である。
次回【散布】




