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78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
7thSEASON
82/416

第81話【条件】

前回のあらすじ

集結する怪人!!

そしてハンターに殺される怪人!!

『安心しろってどういう事だよ』


組手を行いながら鶴瓶に問う誠也。


『怪人になった被験者達には一定の条件が有る事が分かったの

気が付いたのは恐らく私だけ』

『何だって?』


小休止を挟み、会話をする鶴瓶と誠也。


『鶴羽と竹ノ内はそれぞれ薬をやっていた』

『薬?』

『鶴羽は精神安定剤、竹ノ内はドラッグ

私も眠気を覚ます為に覚醒剤のユーザーだった、君も薬をやってたんだろ』

『まぁな・・・ヘビーユーザーだった、少し前までは当時は大麻を馬鹿にする

ケミカルユーザーだったのにな・・・』

『そして葵なんだけど、貴方、彼女に大麻を食べさせたらしいわね』

『あぁ・・・可哀想だったもんで・・・と言う事は?』

『ヤクをやっている奴は怪人溶液に漬けると怪人になる、って事ね』

『何で?』

『・・・さぁ?何でだろう』

『それでも科学者かよ』

『専門外な話だけど電車の切符を買う時タッチパネルって有るじゃない?』

『唐突に何だ?』

『まぁ聞きなさい、このタッチパネルには電気を通さない素材が使われているんだけど

押す事で電気を通す様になるのよ』

『ふーん、それで?』

『何で電気を通さない素材なのに押すと電気を通すのか、理論は分かっていないのよ』

『ふーん、だから?』

『理論が分からなくても便利だから使う!!そう言う事よ!!』

『良いのかよ、それで・・・』

『この世の中が人間の説明出来る事だけで出来ていると思わない事ね

昆布が何で海で出汁が出ないかとかも分かっていないんだから』

『それは俺も疑問だった、分かって無いの?』

『そんな話を聞いた事が有る』


小休止を終わり再度組手を行う鶴瓶と誠也。


『薬中を怪人にするのはちょっと抵抗感無いか?』

『如何して?君だって薬物中毒者じゃない』

『いや、だってよぉ・・・ヤクを打つような奴が怪人になるって

考えようによっては薬中に武器を渡す様なもんだぜ?』

『確かに・・・でも怪人になれば薬中としてデメリットとかなくなったじゃない』


確かに誠也は重度のジャンキーだったが怪人になってから禁断症状とかとは無縁である。


『だけどよ、薬中って不良とかじゃないか

そういう荒っぽい連中とかを怪人にしたら扱いが難しくなるような・・・』

『何言ってんのよ、貴方の能力をもっと進化させて怪人にも通用するようにすればいいじゃない』

『えぇ~、ちょっとそれは無理っぽくないか?』

『期待しているわよ』


―――――――――


モニターで二人の様子を見ている翔。


「・・・・・何だか変じゃないか?」

「何がですか?」

「呼吸音にしては規則性が有る様な・・・」

「怪人特有の呼吸では?」

「・・・・・」

次回【怪獣11号】

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