第71話【Dr.ヒネリは笑う】
前回のあらすじ
ゲートを叩き壊した黒沢
研究所には蔓は一面に生えていた。
「酸か・・・こんな狭い所で使うのは危険では?」
「それもそうだな金沢サン、じゃあこれを付けておこう」
顔に防毒マスクの様なマスクを被るヒネリ。
「私達の分は?」
「どうぞ」
人数分渡すヒネリ。
「じゃあ皆サン気を付けて下さい、ね!!」
飛び下がるヒネリ、ヒネリが居た箇所に蔓が伸びる。
「早速か!!」
白滝が自動小銃を蔓が伸びた咆哮に乱射する。
「GYAAAAAAAAAA!!」
「良し、効いてる!!」
「ちょっと下がってろー」
黒沢が前に出て、伸びた蔓を掴んで自分の元に思い切り引き寄せた。
「GIIIIIIIIIIIIIIIII!!!!!!!!!!!!!!」
蔓で構成された人型の様な怪人が飛んで来た。
「よし、今度は私が」
金沢がセーバーソーで飛んで来る怪人を真っ二つに両断した。
「GI・・・」
爆散する蔓の怪人。
爆発で全員吹っ飛んだ。
「くっ!!大丈夫か!?」
「問題無いですよ白滝サン」
「大丈夫だー」
「この程度、何時もの事です・・・お?」
研究所に生えていた蔓が枯れ始めた。
「ふむ、如何やらさっきの怪人が蔓の怪人だった様だね・・・興味深い、ひひ」
笑うヒネリ。
「何が可笑しい?」
「中々に興味深くてね、少しサンプルを回収しよう」
枯れた蔓の一部をメスシリンダーの中に持ち帰るヒネリ。
「ふふふ・・・」
「そんなに嬉しいのか?」
「怪人のサンプルなんて滅多に手に入る物じゃない」
「ふーん、私には如何でも良いが、さっさと怪人を皆殺しにしてしまおう」
「あぁ、そうだな・・・それじゃあ行こ」
ぐさり、と胸を貫かれるヒネリ。
「う?・・・がはっ!!」
血を吐いて倒れるヒネリ。
「Dr!?」
「白滝!!敵から目ぇ離すな!!」
金沢の怒声が響く、ヒネリが突き刺されたのは竹槍の様だった。
「竹の怪人か!!」
「黒沢行くぞ!!」
「おおー!!」
黒沢と金沢が伸びている竹の根本に直進し始めた。
「あ、待って!!」
白滝も後から追いかけようとする。
しかし。
「おい」
「!?」
後ろから声が聞こえる。
白滝はまさか、と思った、そんな、ありえないと思った。
「おい」
「・・・・・」
ゆっくり振り返る白滝。
そこに居たのは。
「ま、誠?」
「・・・・・」
嘗ての幼馴染、水無月 誠だった。
次回【白滝 一穂の後悔】




