第70話【黒沢 節は大槌を振う】
前回のあらすじ
ノギクボ製薬の実験場に怪人が現れ
集められた怪人ハンター
「皆さんお集まりになりましたね」
ノギクボ製薬の代理人がハンター達の元に現れる。
「こんなに大勢雇って大丈夫ですかぁ?」
金沢が揶揄する。
「一人に1000万円、歩合で怪人一体倒す毎に更に1000万円支払いましょう」
「倒す毎?怪人は複数なのか?」
「えぇ、少なく見積もって五体居ます」
「・・・そいつはヤバいな・・・」
真剣な表情になる金沢。
「怪人はこの実験場から出て来ないのですか?」
「えぇ出て来ません」
「怪人はどんな姿をしていた?」
「植物の様な怪人でした」
ハンター5人が一斉に首を傾げる
今まで戦って来た怪人は虫や魚、鳥、畜生、様々な種類が居たが
全員動物の様な怪人だった、植物の様な怪人なんて聞いた事が無い。
「・・・・・」
マルタンは黙って首を振ってその場を去る。
情報不足と判断したのだろうか降りる心積もりだ。
「・・・他の方々は如何でしょうか」
「経費は別途で頂きますよ?」
「それは勿論」
「ならば行きましょうか、このゲートを開けて貰って良いか?」
「分かりました」
代理人は通信機でゲートを開ける様に指示を出す。
しかし鉄のゲートは開く気配が無い、物音はするが何故か開かない。
「・・・ふむ、施設を少々壊しても良いですかな?」
黒沢が代理人に確認を取る。
「えぇ、必要なら問題無いですが・・・」
言うや否やハンマーで思い切り鉄のゲートを殴りたたいた!!
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!!と轟音を立てて鉄のゲートは崩れた。
鉄のゲートの裏には大量の蔓が絡まっていた。
「で、では私は危険の無い様に下がります、皆さん御武運を!!」
早急に去る代理人。
「・・・植物型の怪人と言っていたがこの蔓が怪人の一部なのか?」
金沢が漏らす。
「ワシも植物怪人は初めてだから分からんねぇ」
「Drですら知らないとは・・・これノギクボの生物兵器とかそういうパターンもあるか?」
「それは興味深いねぇ・・・少し下がっていたまえ」
機器を蔓に向けるDr.ヒネリ、ぷしゅーと煙が噴き出すと蔓がみるみる内に枯れていく。
「おぉこれは」
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
絶叫が施設の奥から聞こえる。
「おっと怪人の一部だった様だな」
次回【Dr.ヒネリは笑う】




