第135話【準備】
前回のあらすじ
輪じゃなくて和の方が良かったかなぁ
鶴瓶は何度か攻撃をするも大して効果は無い。
しかし葵は包丁による攻撃で着々と鶴瓶にダメージを与えていっている。
『ちぃ・・・鬱陶しい・・・』
『くっそ・・・今行く!!』
誠也は鉄骨を片付けながら前に進もうとしている。
だがしかし。
『誠也君躱して!!』
『え・・・っと!?』
天井から火炎瓶が投げ込まれる。
廃工場内が炎上する。
『な、 何だ!? 仲間が居るのか!?』
『無理矢理脅して連れて来た元クラスメイトだよ』
嘘である。
天井に居るのは興亜で、 連れて来なければ無理矢理行くと言っていたのを
葵がサポートとして天井に配備したのである。
『ちぃ!!』
『用意周到だな・・・』
『自由になる為に色々準備をして来たんだ』
『二人でかかれば行けると思って準備無しで来たのが不味かったか・・・』
その結果、分断され各個撃破されかかっている現状である。
『だったら、 上の奴は俺が片付ける!!』
『任せた!!』
『それも想定済みだよ』
誠也は廃工場の屋上へ上がる為の手段を探した。
『梯子!! 見つけた!!』
梯子を上る誠也。
しかし、 上から油をかけられる。
『っ!!』
咄嗟に手を放した。
当然落下するが、 そんな事は問題ではない。
この程度の高さから落ちても怪人は大事にはならない。
それよりも問題なのは火である。
案の定、 油に火を放つ興亜。
『っああああああああああ!!!』
火から離れる誠也。
しかし火が体に燃え移り体が少し燃えてしまった。
『糞がああああああアアアアアアアアア!!』
燃えている部分を無理矢理引き千切り大事には至らずに済んだ。
『畜生めえええええええええええええ!!』
『誠也君!! 石を投げろ!! 怪人の膂力なら投石でも大ダメージになる筈だ!!』
『させるか!!』
そう言うなり外に出ようとする葵。
しかし鶴瓶が阻止する。
『流石に二対一にはさせられないからね!!』
『こんのおおおおおおおおお!!』
『石・・・石・・・如何しよう!! 良い石が無い!!』
周囲はコンクリートの打ちっぱなしである。
石はあまり落ちてはいなかった。
『何でも良いから適当に投げろ!!』
『適当って言っても・・・あぁもう!! 如何しろって・・・あ、そうだ』
閃いた誠也は地面から何かを拾った。
『これでも喰らえええええ!!』
そしてぶん投げたのだった。
次回【酔歩】




