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78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
10thSEASON
105/416

第104話【獅子】

前回のあらすじ

墓参りに来た滝

本堂に案内される滝。

そこにはまるでライオンの鬣の様な髪型をした大男が座って居た。


「大きいな・・・アンタは?」

「公安の獅子堂 怜雄と言います」

「公安の?」


獅子堂の前に座る滝。


「えぇ、 実は警察と公安、 自衛隊で協力して

対怪人の部隊を作ろうと思っているのですが

その為に怪人ハンターの方々を教員として迎え入れたいと考えているのです」

「なるほど・・・そこで良く怪人ハンターが来るここの住職さんに話を付けた、 と」

「住職じゃなくて神職じゃ」

「すみません」

「それで俺を採用したいと?」

「えぇ滝さんの噂はかねがね・・・」

「悪い噂でしょう」

「高額だが協定外のハンターの中では最強と呼ばれているとか」

「協定外ハンターなんて腕自慢多い上に良く死にますからね

俺は運が良いんですよ」

「運も実力の内ですよ」

「運は教えられないなぁ・・・

そもそも俺がハンターやっているのは人づきあいしなくて良いからって理由だし

そう言う教員とかは無理ですかねぇ・・・」

「それでは他に教員を受けてくれそうなハンターさんは居ますかね?」

「結構居ると思いますよ? 怪人ハンターをドロップアウトしたいが

老後の資金が足りていない中年以降のハンターとか」

「出来るなら若い人の方が良いのですが・・・」

「若い人? 教員なら年取っている様な奴の方が良いんじゃないのか?」

「最新機器にも明るい方と言った方が良いですかね」

「ハイテク装備って奴か・・・

今の技術なら怪人を楽々倒せるような装備とか出来てそうですが・・・

如何なんですか? 公安とか警察でそう言うの出来てません?」


ジト目で尋ねる滝。


「お恥ずかしいながら、 まだまだそういう技術は出来ていません」

「技術大国と呼ばれた我が国が落ちた物ですな」

「ですな、 技術は駄目ならば人を鍛えようと言う観点です」

「なるほど、 道理ですな」

「それでハンターを紹介出来ないでしょうか・・・」

「そうですね・・・現役で何人かハンターを紹介してみましょうか」

「お願いします」

「少し待って下さいね・・・」


携帯電話を取り出して電話を掛ける滝。


「もしもし、 木下? 俺、 俺、 滝だけど

今、 公安の人が新しい対怪人部隊の教員を募集しているって言うんだけどならない?

え、 ダメ? 分かったー」

「あのすみません、 出来ればどの様な人が紹介してから電話をかけて貰って良いですか」

「あー・・・それもそうですね、 すみません」

次回【紹介】

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