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【改稿版】異世界転移した俺は万能スキルでスローライフを謳歌する  作者: みなと劉


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48 洗濯物を回収しよう

 干していた洗濯物を取り込むために、外へ向かった。

 空を見上げると、まだ日は高い。

 洗濯物干し場に近づくと、シャツやタオルが風に揺れていた。

 手で触れてみると、しっかり乾いている。

 太陽の匂いを吸い込んで、ふっくらと仕上がっていた。

「洗濯物籠」

 ぽんっ。

 籠を用意して、乾いた洗濯物をハンガーから一枚ずつ外していく。

 外したそばから籠へ入れていく。

 タオルはふわふわで、シャツはぱりっとしている。

 外干しならではの気持ちのいい乾き具合だ。

 全部取り込み終えたら、籠を抱えて家に戻った。


---


 リビングに座って、籠から洗濯物を取り出し、一枚ずつ畳んでいく。

 バスタオルとタオル、シャツとズボン。

 種類ごとに仕分けながら、丁寧に折り畳んでいく。

 角を揃えて、皺を伸ばして。

 単調な作業だが、こういう時間も嫌いではない。

 畳み終えたら、まずバスタオルとタオルを所定の場所へ運んでいく。

 シャツとズボンは、寝室の箪笥にしまった。

 きれいに片付いた洗濯物を見ると、なんとなく達成感がある。

 一通り片付け終えて、俺はソファに戻ってくつろぐことにした。


---


 ソファの柔らかさに身を預けていると、だんだんと瞼が重くなってきた。

 掃除に洗濯、料理と、午前中から動き続けていたせいか、心地よい疲れがある。

 いつの間にか、俺は眠りに落ちていた。

「我が君の寝顔、可愛い」

 隣にメセタがそっと座って、顔をすりすりと寄せてくる。

 眠っている俺は、それすらも気持ちよく感じていた。

 もふもふの温かい感触が頬に触れて、夢の中まで心地よさが届いてくる。

 しばらくそうしていたが、ふいにメセタの声が大きくなった。

「我が君!!」

「ん?……おわっ!?」

 俺は慌てて飛び起きた。

「ど、どうした?」

 メセタが少し困ったような顔をしている。

「いや……我が君がわたしの身体をベタベタ触りながら『んー、もふもふ……最高』と寝言を言っていたので……起こしました」

「……は?」

(な、なに!? 夢の中で俺はもふもふを堪能していたのか!?)

 まったく覚えがない。

 無意識のうちにメセタを撫で回していたらしい。

「すまん……無意識だった」

「いえ、嬉しくはあったのですが……あまりに堂々とした寝言だったので、つい」

 メセタが少し照れたように尻尾を揺らした。

 俺はばつが悪くて、頭をかいた。

 寝ながらもふもふを求めるとは、自分でも呆れる。


---


 時計を見ると、午後4時を回っていた。

 思った以上に眠っていたらしい。

 これはそろそろ夕飯の支度を始める時間帯だ。

「さて、夕飯の準備をするか」

「今日は何を作るのですか?」

 メセタが期待のこもった目で見上げてくる。

「そうだな……何にしようか」

 頭の中で、献立を巡らせ始めた。

 冷蔵庫と倉庫には、収穫したばかりの野菜と果物がたっぷりある。

 肉も魚も使える。

 さて、今夜は何を作ろうか。

 考えるだけで、少しわくわくしてくる。

 メセタの喜ぶ顔を思い浮かべながら、俺はキッチンへと足を向けた。


---


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