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TS娘でも恋しちゃう!?  作者: 宮島485


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大切なもの

俺は先輩の話を聞いた。家族を…兄弟、それこそこの間話していた一番下の妹を救うための選択をして、行動した結果、彼女さんを傷つけてしまったことを


「あの出来事の裏で、そんなことがあったんですね」


「そ」


意外だった。つかさ先輩に、そんなことがあったなんて…


でも


「でも、結局仲直りされたんですよね?それに、自分とは違って大切な家族のために動いた結果…じゃないですか」


「そうだね。でも、大切なもののために動いた結果、他の大切なものを傷つけてしまうことって…あるんだよね」


「…自分にそれが当てはまるとは到底思えないです」


「どうして?」


「自分は、そういう動機で、あの発言をしたわけじゃないので…」


「本当に?じゃあ、どうしてそう言ったのかな??」


「…今までと同じ関係でいられなくなるのが…怖くて…」


「それってさ、君にとって大切だったからじゃないかな?」


「…あ……」


そうだ、どうして気づかなかったのだろう


「まあ、自分にとって大切なものって、意外と気づかないものだからね」


先輩は遠くを見つめながらそう言った


「でも、心配しなくていいと思うよ」


「え?」


「だって、君たちがこれまで一緒に歩んできた時間って、そう簡単に壊れるものじゃないでしょ?」


その一言に、ずっと心に引っかかっていたものがとれたような気がした

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