表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS娘でも恋しちゃう!?  作者: 宮島485


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/64

どう足掻いても墓穴である

「いいんですか?女の子にあんなコトやこんなコトをしてもらう一生に一度歩かないかのチャンスですよ?」


マジで何言ってんだ。誘ってんのか


「いやだから、いいから」


俺は少しムカついたような声で言い返した


ピロン


スマホの通知が鳴った。


『ごめーん、帰りお米買い忘れたから買ってきてくれる?』


お母さんからだ。お米、めんどくさいな…おそうだ


「お願いしたいこと、できたわ」



俺は虹咲さん、ひなたさんと一緒にお米屋に行った


「本当にこんなんでいいの?」


お米を重そうに持ちながらひなたさんが訊ねる


「別に他に頼みたいこともないから」


俺は苦笑いした


「ひなたさん、大丈夫?」


虹咲さんが心配そうに問いかける


「し、心配ご無用!ええっと…」


「あ、えっと。春瑠。虹咲春瑠」


「じゃあはっちゃん先輩って呼んでもいいですか!?」


ひなたさんが目をキラキラさせる


「女の子っぽいから嫌」


虹咲さんがプイッとしながら言った。そうだ、女の子な扱いされるの嫌なんだった


「じゃ、じゃあ虹咲先輩で」


困り顔で右手人差し指をピンと伸ばしながら言う


「それならいいけど」


「じゃあよろしくお願いしますね。虹咲先輩」


「へへ、先輩。かっこいい響き」


にちゃりと笑う虹咲さん。ちょっと怖いぞその笑い方


「ところで、虹咲先輩と優先輩はどういうご関係で?」


「どういうって、どう言う?」


俺は問い返す


「例えば幼なじみで仲がいいとか…それとも恋人…とか」


「…!ち、違う!そんな関係じゃない!!」


顔を真っ赤にした虹咲さんがあわあわと両手を振りながら否定する。その否定の仕方は誤解を招くぞ


「そうなんですか?優先輩」


ひなたさんがキョトンとして俺の方を向く


「ああそうだ。ただ俺の家に居候しているだけだ」


俺は冷静に答えた


「そうですか〜ただ居候させてるだk…先輩?今なんて言いました?」


「あっ…」


ひなたさんから目の光が消えて全てを察した。まずい、これは墓穴を掘ってしまった


「恋人とか幼馴染とか、そういう深い関係でもないのに普通居候させますか??」


詰められる。やばい。どうしよう


「た、確かにうっかり虹咲さんの裸を見てしまったりしたこともあったりしたけど…別にやましいこともしてないし…」


「…」


やめろ、そんな怖い顔をしながら俺を無言で見つめないでくれ。虹咲さんに弁護してもら…あ、顔から湯気が上がってる。これはもはや八方塞がりだ。俺たちは何も言わず、気まずい空気の中ただ家の方角へと歩み続けた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ